モーツアルトとキャベツ(1)

   

今日もムーズが降りてきた~きみと漫才を~
「モーツアルトとキャベツ」(1)
「何奴(なにやつ)、拙者を、中性脂肪163と知っての狼藉か」なんちゃって。
中性脂肪が、350から400あったのに、いつの間にか163になっていたとゆうだけで、そんなにうれしがるほどのことではないんやけどな(正常値は130ぐらいか)。
体重も減ってへんし、血圧も朝方は、150以上あるんやから。
若い頃は、自分が死んだり病気なったりすることは現実味がないもんや。
「どこかうまいとこないか」、「みんなでパッーといこうや」が合言葉や(「それだけの仕事をしてきた」褒美やと思うていた)。
そうゆう生活を20年以上送ってきた。しかも、仕事の関係で、家で夕食を食べことなかったので、カロリーをどんどん貯めこんでいたんやな。
それでも、「健康は大事や。飲むためには」とゆうわけで、毎日10キロジョギングをしていたけど、「人間ドック」では、「おっさん指数」は順調に上がっていた。
2、30年ほど前から、アメリカでは、太っているものは自己管理できてないから、企業で昇進できないとゆわれだした。おもろいことゆう国やなと思うていると、その後、スチュワーデスやファッションモデルが体重差別の裁判を起こすようになった。
「ここニューヨークでは・・・」と話す日本のアナウンサーの後ろには、ものすごい体型のアメリカ人がぞろぞろ歩いている。
血圧やコレステロールなどバイタルの数値はおいといて、日常生活がしんどいやろとゆう太り方をしている日本人も一気に増えてきた。
家族全員が、そんな体型をしているのに出会うことがあるけど、他人事ながら、家族の誰かが、「もうそろそろ考えへんか」ゆうことはないのんやろか。
この前新聞に載っていたけど、肥満になるのは、体質よりも、友人が太っていることが一番原因らしい。見慣れると、太っていることに抵抗がなくなって、自分も、どんどん食べるとゆうことや(家族は、友人以上に見慣れているしな)。
とにかく、現代生活において、体重を落すぐらいむずかしいことがない。
しかし、ある意味簡単なことや。量を減らしたらいいのやけど、食べたり飲んだりする楽しみはなくしたくないわけや。
そこに「ダイエット本」が出てくる。「ミコのカロリーブック」(今は、巫女(みこ)とゆうより魔女になっている弘田美枝子が書いた)からはじまって、どんどん出てきた。キャッシー中島や渡部絵美はよっぽどうれしかったんやな、すぐ本を出して、すぐ元にもどった(この種の本は売れるとゆう目論見もあるんやろ)。なんか知らんけど、痩せたら教えたくなるもんらしい。「自分は賢い」とゆうことに結びついているのやろか(その点、美容整形はタブーや。森昌子は、「どうして、タワシみたいだった髪の毛がまっすぐになったんですか」と聞かれて、「いつのまにかそうなっていました」と答えていた)。次回は、さらに現代生活を通して、人生を考えてみよう。ただし、論理はダイエットするけど。

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