駅前パラダイス

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復活ノート

「駅前パラダイス」
堺市の自宅から徒歩5分ぐらいに私鉄電車の駅があります。線路は自宅から30メートルぐらいしか離れていませんので、走行する電車が見えます。
20年ぶりに住むようになって、うるさくないのかなと心配しました。
25歳から20年以上はここに住んでいましたので分かるはずですが、郊外の町にいたので騒音を心配したのです。
しかし、耳を塞ぐようなことはなく、単なる生活音の一つで安心しましたが、まだパトカーや救急車のサイレンのほうが気になります。
ベッドタウンでは、たまに遠くでパトカーの音が聞こえるぐらいです。
それより、駅やそのまわりのことが気になります。各停しか止まらない駅ですので、最初にリストラされたようで案の定無人駅になっています。
それでか、昔からあった駅前の商店街は後継ぎがいないのかシャッターが下りたままです。
今やどこにでもある駅前風景ですが、この数年で少し状況が変わってきました。
駅前に大学が来て、近くには大手スーパーと大手ホームセンターができました。
私は、この駅前にあるマンションの一室を借りて書斎として使っていますが、若い声がよく聞こえますので、他人事ながらうれしいものです。
しかし、「客が増えたぞ!」と店を再開する動きはありません。狭くて古い喫茶店、パーマ屋、すし屋などは誰も買わないし、持ち主もお金をかけてまで何かする気がないでしょう。
賃貸マンションを立てる広さもないし、各停でも20分ほどでナンバに行けます。
ところで、先日若い人に(35才と言っていましたが)、「会社を作るにはどうしたらいいでしょうか」と聞かれました。
「どんな商売ですか」と聞くと、「まだ決まっていません」とのことで、思わず「おい!」と突っこみました。
今はサラーマンをしているようですが、コロナ禍で見聞きしたことで将来を不安に感じているのかもしれません。それはもっと若い学生も、就職を含めて夢を持てなくなっているかもしれません。
それなら、駅前にパラダイスを作りましょう。その塩漬けのような古くて狭い空き店舗を活用」するのです。
店を借りて、シェアするサービスです。何かはじめたい人に、10日単位ぐらいで貸します(もちろんレンタル料金はいります)。
それを通じて、人に物やサービスを売ることを学ぶのです。若い人が大勢行き来していますので、冷やかしでも中をのぞいてくれます。
その結果、もうこりごりと思う人もいるでしょうし、もう一回借りますと言う人もいるでしょう。
そこをリサーチすれば、今後どんな商売をすれば成功できるかを知りたがっている「とにかく社長になって生活を安定させたい」という若い人にも教えることができます!
コロナ後には夢与える「駅前パラダイス」をはじめませんか。