「 長編」 一覧

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シーラじいさん見聞録

2016/05/22  

シーラじいさんは、思わず目をつぶったまま、大きな声を出した。 「さあ、オリオン、みんなが起きてこないうちに出発するぞ」 そして、目を開けて、あたりを見まわした。 ...

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シーラじいさん見聞録

2016/05/21  

カリカリ、キリキリというような音が聞こえた。 シーラじいさんは目が覚めた。ゆっくりあたりを見回したが、暗闇には、クラゲが光を放ちながら、ふわふわ泳いでいるだけだ ...

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シーラじいさん見聞録

2016/05/20  

そこには、マグロのような形の影がぽつんと浮かんでいた。 誰かが、「あれはイルカだな。種類はよくわからないが」と小声で言った。 イルカは、クジラの仲間だが、どちら ...

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シーラじいさん見聞録

2016/05/19  

わたしたちも、荒れ狂う波に飲みこまれないように注意していたが、シーラじいさんが危ないということで、思わず海面に近づいてしまった。激しい波にもまれて、気分が悪くな ...

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シーラじいさん見聞録

2016/05/18  

「大陸?」 「そう、どこまで行っても土地があるのを大陸といっておる」 「それは、『とてつもなく大きな島』というのではありませぬか」 「いや、大陸は、どんな大きな ...

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シーラじいさん見聞録

2016/05/17  

「あそこにも島がある」 シーラじいさんは、呆然と立ちすんだ。 崖がそそりたち、その上には、鬱蒼とした森が広がっているのが見えた。 「他にも島があったのか。大きな ...

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シーラじいさん見聞録

2016/05/16  

何という美しくて平和な光景だろう! さんご礁がどこまでも広がっていて、色鮮やかな大小の魚が泳ぎまわっている。 わたしは、深海図鑑を探した。しかし、ここは深海では ...

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シーラじいさん見聞録

2016/05/15  

シーラじいさんは、水圧が高いのが苦手なので、上に行くにつれてから、体が楽になっていくのがわかった。 それにつれて、気持ちも軽くなっていった。 マウじいさんを見つ ...

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シーラじいさん見聞録

2016/05/14  

仙人のことを聞いた魚が次々と集まってきた。 ソコダラやソコクロダラ、トカゲギスなど、寝ずに救助をした者だけでなく、今まで見なかったエソの仲間などもいた。 仙人を ...

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シーラじいさん見聞録

2016/05/13  

ここは、たいていの場所と同じように名前をつける習慣がないので、自分の命を助けてくれた、大きなエイをどう言ったらいいのかわからなかったので、シーラじいさんは、「仙 ...