「 シーラじいさん見聞録 」 一覧
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シーラじいさん見聞録
2016/09/13
オリオンは、まだ状況がよく飲みこめないようだった。 「きみが、あの娘に、やつらが来ることをみんなに知らせるように指示をしてくれたんだろう?それで、みんなが助かっ ...
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シーラじいさん見聞録
2016/09/12
そのとき第一門の外から信号が飛びこんできた。 幹部やリゲルなどの中堅幹部は、門の外を警戒しているとき、通常の信号を送ってくるので、それかと思ったとき、すさまじい ...
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シーラじいさん見聞録
2016/09/11
振りかえると、ここを出ていった弱虫の訓練生だった。 「何かあったのか?」オリオンは思わず声を上げた。 弱虫は、最初あたりを気にして黙っていたが、ようやく話しはじ ...
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シーラじいさん見聞録
2016/09/10
オリオンが振りかえると、誰かが笑顔で見ていた。一瞬考えたが、あっと思った。幹部の友だちの娘が目の前にいる。 「どうして?」オリオンは、幻を打ちけすかのように声を ...
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シーラじいさん見聞録
2016/09/09
その後も出ていく者は後を絶たなかった。 見回り人も少なくなったので、第二門は数人だけにして、全員交代で第一門を警戒することになった。 訓練生は、リゲルが言ってい ...
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シーラじいさん見聞録
2016/09/08
ボスは続けた。 「おまえたちが助けあって、『海の中の海』の使命を果たそうとしていることがわかった。 その決意は一人一人の心に宿っている。それなら、ここだけでなく ...
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シーラじいさん見聞録
2016/09/07
「海の中の海」は恐怖に包まれていた。話し声は全く聞こえず、波が少し立っただけで、びくっとする者がいた。 遠い昔にどこかにある空気穴から迷いこんだまま住みついてい ...
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シーラじいさん見聞録
2016/09/06
内側にある第二門に着くと、サメの門番たちが、いつでも戦えるように身構えた。 しかし、第一門のウミヘビの門番や改革委員会のメンバーたちであることがわかり、警戒を解 ...
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シーラじいさん見聞録
2016/09/05
その夜、オリオンの自宅に、黒い影が飛びこんできたかと思うと、「オリオン、今日大変なことがあったんだって」と叫んだ。 「リゲルか。絶対が来ると思っていたよ」オリオ ...
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シーラじいさん見聞録
2016/09/04
あちこちからそちらに急いでいるのが見えた。「何かったのか」とオリオンとペリセウスも向った。 大勢集っているので前が見えない。なんとか間をくぐりぬけて前に出ると、 ...