夕べの友ビジネス

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復活ノート

「夕(ゆうべ)の友ビジネス」
ギリシャ神話に、「朝(あした)に4本足、昼に2本足、夕(ゆうべ)に3本足の生きものは、なにか」という謎を出したスフィクスが出てきます。
答えは、人間ということですが、今や老齢化の時代。夕(ゆうべ)は、杖1本だけでは済まされないようです。
その伝で言えば、ずっと「車いす」を利用している人ならば、4本足です。
杖の先が、4つに別れている場合や、バギーを使っている人なら、6本足となるのでしょうか。
介護コンサルタントとして多くのおとしよりを、また、一人の子供として、老いた両親を見てきましたが、人間は、3本足以上の間が一番長いようです。
若い頃は、バギー(孫が使わなくなった乳母車を代用していたようですが)を押しているおばあさんを見ると滑稽に感じたものです。
それでか、それを使っているおじいさんは見ませんでした。それでは、おじいさんは、どうしていたか。一切家を出なかったのです。
しかし、今は、おじいさんでも専用のバギーを押して歩いているのを見ますが、私の父親のように、欝のようになって閉じこもってしまう男もいます。
自分が歯がゆいのか、億劫なのか知りませんが、今の状態に向きあうことを避けるようです。
それでは、足腰の筋肉が衰えて、リハビリを受けるどころか、生活そのものも不自由になります。
すると、ベッドから離れなくなる生活をしなければならないのです。
プロスキーヤー三浦雄一郎の父親の敬三も、スキーヤーとして有名ですが、彼のように、100才まで、毎日、食事を自分でこしらえ、足腰の鍛錬をすることはできませんが、せめて、外に出る習慣を作っておく必要があります。
パンフレットを見ながら、どの車を買おうか考えるときのほうが、実際に車が来たときより楽しいという話もあります。
そんな気持ちにさせるサポーター(杖やバギーなど)があれば、恥ずかしさや億劫な気持ちを忘れて、外に出たくなるかもしれません。
「老人よ、床(しょう)を捨てて街に出よう!」です。
ここから、バリエーションが広がります。
私も、このビジネスをするつもりですが、共同ではじめてもいいですよ。
興味がある方は、ご連絡ください。