初心に戻れ

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復活ノート

「初心に戻れ」
70近くになって、ようやく「テレビ少年」から卒業したようで、テレビに興味がなくなりました。
新聞やスマホ、パソコンで、ニュースの見出しを見ますが、本文は読まなくなりました。
老人特有の「鬱」かもしれませんが、「にわか鬱」で、自分に関係するものは例外です。
最近では、「年金額が減るかもしれない」というのがそうでしたし、「東芝がパソコンから撤退」も、「鬱」を吹きとばしてくれました。
何度も書いていますが、東芝製のパソコンを購入してから5年立ちますが(一度も故障してません)、、5年が寿命と言われているHDDが突然死する前に、新たに(これが私の最後のパソコンになるかもしれない)買い替えと考えていたところだったからです。
最後といっても、年金暮らしですから、最高のものをというわけにはいかないので、ネットで見たり大型店で触ったてみたりして、はやり東芝にしようと決めていました(PCの事業統合する富士通の人間に聞きましたが、今までのように無料は無理とのことでした)。
それで、made in Japanである富士通のものを検討していますが、日本のパソコン業界が壊滅しているのは残念です。
性能について語る知識はないのですが、「テンキーのない15型のパソコン」がないというのが、パソコン業界の「やる気のなさ」をあらわしています。
テンキーがなければ、キーが大きくなり、どれだけ老人は打ちやすいか!
高齢化社会をビジネスチャンスにするという元気もなくなっていると思わざるをえません。
「きめこまやかさ」が日本の「売り」だったのにです。まさに、「貧すれば鈍する」を絵に描いた状況です。
共和党のトランプ候補者が、「自動車は日本に取られた」と言っていますが、どんなものでは、どこかの国が、「追いかけ追い越せ」と発奮するのはわかっていたはずです(昔トヨタの車がアメリカで坂を上れずに大笑いされたことがありました)。
テレビやパソコンなら日本に追いつく国はないと慢心したのでしょう(また、他になかったから、これでやるしかないと考えたのでしょうか)。
ただ、「白物」といわれる家庭用品に人気が出てきているそうです。例のロボット掃除機は大ヒットしているようですし、洗濯機や冷蔵庫、エアコンなどもロボット化しています。
家庭用品の電化からスタートしたのですから、そこに戻ると進むべき道が見つかるのかもしれません。
私たちの失敗の原因の多くは新しいものに手を染めたことです。復活のヒントはそこにあるのかもしれません。
ただ、どこかのメーカーが、「テンキーのない15型」を作ってくれませんか。多少高くても買います。