
老人のための講座ビジネス
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復活ノート
「老人のための講座ビジネス」
12月24日、数年前から脳梗塞で入院していた義父が亡くなりました。
事業一筋で黄綬褒章、勲5等を叙勲されたのですから、満足した事業人生だったかもしれません。
義母と妻は、ほぼ毎日病院に行っていましたが、事業を継いでいる男の兄弟3人とその嫁は、ほとんど顔を出すことはなかったようです(病気になっても、それまでの家族関係と変わることはないと何回も言いました)。
私は、遠方で仕事をしていますので、たまにしか行けませんでした。
また、介護コンサルタントをしているといっても、実の親ではないので、口を出すことは遠慮していました。
死亡の前日、私の子供が見舞いに行ったときは元気だったのです。
急変したのです。急変には必ず理由があります。妻に聞くと、4日前にインフルエンザの接種をしたようです。死因はこれです。
厚生労働省も、接種後、数日で亡くなる老人が多いと警告しているに後の祭りです。
人生の終わり方は、「神のみぞ知る」でしょうか。
ところで、私自身の保険証が変わりました。「国民健康保険退職被保険者証」と書いてあります。
更新して、まだ一年立っていなのにと思って、添付の書類を見ると、年金を受給するようになったからのようです(今年還暦を迎え、年金を少しもらっています。
65才になって、JALの退職者のように、月4,50万もらえたら、すぐにマレーシアで年金暮らしをしようと思ったが、半分ぐらいだったということもお話しました)。
世の中は順番です。私の両親を送り、今度は義父(義母は元気です)となれば、次は・・・ということでしょう。
「女は作られる」というボーボワールの言葉がありますが、「老人は作られる」という言葉もできそうです。
社会的には、私も少し恩恵を受けられてうれしいのですが、自分の人生は、自分で作りたいものです。
幸か不幸か、若いころにさぼっていたので、今ごろやたら向学心が出てきて、毎年国家資格を取ろうとしていますが、最近は気象予報士の勉強を続けています。
桂枝雀の弟子の雀松は、合格まで4年かかったそうですが、5,6年で取れればと思っています。
気象予報士の勉強は、理科、数学だけでなく、社会、国語などの内容を含んでいます。
それらを、のんびり勉強していれば、自分にもできるんだ、いや学生のとき、真面目に勉強をしていればできたんだという自信が生まれます。
そうすれば、老後が楽しくなります。ひょっとして新しい世界が待っているかもしれないのです。
遅れてきた青春を送っている老人のための講座を開いてくれませんか。
野村監督は、「監督という仕事は人間学だ」といっていますが、枝葉を伸ばしていく授業がポイントです。