
レストラン・食堂ビジネス
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復活ノート
「レストラン・食堂ビジネス」
先日のトピックニュースで、アメリカのあるレストランが、ハートブレイク(心臓破り)ハンバーガーと称して、4段重ねのハンバーガーを売りだしたということです。
カロリーは、8000キロカロリーあるとか(男子平均カロリーの倍ぐらい)。
しかも、店を出るときは、看護師の格好をしたウエイトレスが、車まで車いすで送ってくれるようです。
アメリカでは、以前より肥満が問題になっていましたが、ようやく学校では、コーラなどの炭酸飲料を販売しないようになったところなのに、やけくそ的なビジネスは、さすがアメリカだとは思います(主人に食べさせたいと、ひそかに思っている奥さんもいるかもしれません)。
ところで、ニュースなどで、ハンバーガー屋や牛丼屋の動向、つまり、新しい商品を出したとか、値段を変えたりとかが報道されています。
経済ニュースなどではいいのですが、社会的なニュースとして取りあげると、子供たちが、ハンバーガーや牛丼を食べることは、現代的だ、すばらしいことだと思いませんか。
子供の生活習慣病が問題になってきているので、「食育」という言葉が出てきている時代に逆行するように思います。
もっとも、「食育」とは、親子が一緒に食事をすることだと思われているようですから、せっせと「回転ずし」に行けばいいのです(私は、すし米のカロリーはとてつもなく高いことは、あちこちで書いています)。
そこで、私も、新しいビジネスを提案しましょう。
鍋料理を、知らない人と食べるビジネスです。これは抵抗があるでしょう。たとえば、「ナニワのモーツアルト」と言われているキダタローは、「鍋料理を、友人と食べるのもいやだ。他人のつばが入るじゃないですか」と言っています。
しかし、知り合いになれば、すぐに「鍋でもどうですか」となることもあります。
日本人にとって、湯気を立て、ぐつぐつ煮える鍋を囲むことは、親密さの表現なのです。
それでは、知らない人同士が、鍋をつつけばどうなるのでしょうか。
そこには、酒もあります。つまり、自分を出すという舞台はそろったのです。
一人でやってくる客に声をかけます。敬遠する人は仕方がないとしても、乗ってくる人が増えれば、そういう人も、いつかそこにすわるかもしれません。
老齢化の昨今、先に旅立つのは、男だけではありません。一人残された男は、孤独な生活をしなければなりません。
このビジネスは、中年の人に、いろんな人と知りあいになるきっかけになると思います。
ただし、不埒な動機を持ちこませないように、大人のルールぐらいは作って、男女別からはじめるようにしたほうがいいかもしれません。
年を取ると、全くしゃべらないか、あるいは、一方的にしゃべる傾向がありますので、店のほうで、話を少しコントロールしてもいいかもしれません。
ハンバーガーより、好意的に受けとってもらえるのは請合いです。