ランキング

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復活ノート
「ランキング」
旧聞ですが、群馬県知事が例年発表される「県別の魅力度ランキング」の調査会社に対して、「前年より順位が4つも下がるのは調査方法がおかしいからだ。経済的損失も大きいので法的処置を取る」といちゃもんをつけました。
しかし、10個ぐらい上がると、文句を言わないだけでなく、上がったのは自分が県知事になったからだと吹聴したかもしれません。
そのことについて群馬県でインタビューをしていましたが、「最下位になっても別に気にならない」とか「コロナが終わったら温泉に人が詰めかめますよ」と答えていました。
そうでしょう。県全体のランキングを見て、旅行先を決めるとは思われません。
ミルクボールの漫才で、「滋賀は感動する場所やない。行く前の気持ちのまま帰ってくるところやで」と笑いを誘っていますように、魅力度と経済的損失はあまりないように思えます。
しかし、ネットなどでは、商品やサービスのランキングは山盛りです。
一番を目指して努力するのは大事なことです(2番ではいけないのです)。
ランキングでどれにするかを決めている人も多いでしょう。それで、相手の足を引っ張る行為があるようです(確かに具体的な体験であれば、「この会社はこんなあくどいことをしているのか」と思ってしまいます)。
また、ランキングではないですが、検索したときに最初に出てくる商品やサービスを頭の中でランキング上位に決めてしまいます。
だから、ホームページを作るときは検索で上位に来るようにするSEOというものが重視されます。
私は、ランキングは気にしないほうですが(ランキングは高いと当然値段も高いですから)、最近ランキングを熱心に見る機会がありました。
どちらも賃貸でしたが店や家の明け渡しのためどこの会社に頼むかを決めるのに悩みました(なにしろ店の解体には100万円近くかかりますから。
それが落ち着くと、ノートパソコンが急に使えなくなりました。こちらはランキングの定番ですからあちこちから出ていますが、無難なものが並んでいるだけです。そして、その周りにはライバルをけなす地雷が潜んでいるので、結局迷ってしまって、おかげでパソコンの大きさをまちがってしまいました。
新しいランキングを作るチャンスです。
順番でなくとも、ミシュランのような形式でも構いませんが、どんな人でも、どんな状況でも使えるものでなければなりません。
そして、貶めるような攻撃を防御する仕組みを作れば、企業や消費者から信頼される存在になれるでしょう。