民主主義

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復活ノート

「民主主義」
ギリシャも大変ですね。今日(7月12日)も、まだ改革案を訂正しないと金融支援をしないということで結論が出ていないようですが、どちらにしても、年金生活者は困窮しています。
私も年金生活者ですが、半分に減らされたのに、「まだ減らす」と言われたら、今日のニュースで答えていたギリシャ人の老人のように、「もう自殺するしかない」と思うかもしれません(会社をつぶさななかったらこんな思いをしなくてもすんだのに思うことがありますが、続けていても、辛いことは山のようにあったでしょうから、そういうことは考えないことにします)。
ギリシャでは、これを受け入れるかどうかの国民投票がありましたが、国民の60%が改革案受け入れに反対しているのなら、どうして、反対をちらつかせてEUの国にすりよるよるのかよくわかりません(どちらにしても、国民の生活は苦しい)。
日本の場合も、安保法制案については専門家も国民も大方が反対しているのに、与党案だからと採決に持っていこうとしていますが、どちらも民主主義をうまく利用しているとしか思えません(民主主義はまちがっているということを言う人がいますが)。
しばらくは民主主義が続くと思われますが、その盲点を突くものが(ほとんどが政治家ですが)、今後も出てくるでしょう。
多数決なら何をしてもいいということで、国や世界が危機を迎えるようになれば、民主主義がその原因だとなりませんか(ヒットラーがその典型です)。
経営の場合はどうでしょうか。世界的企業の東芝の粉飾決算が大きな問題になっています。
どうも社長経験者同士の軋轢が原因だそうですから、粉飾された民主主義で決めた社長人事と言えるかもしれません。
大きな組織になればなるほど、民主主主義の影の部分が出るのかもしれません(ほとんどは、「大人の対応」=「サラリーマンの対応」ですませるのに)。
私たちのように、会社=人生の者にとっては、多数決ということは眼中にありませんでした。
だから、影の部分はないから、実力が丸裸で出てくるのです。自分で決めて、自分で行動して、自分で失敗したのです。それは、自分にも、世間にもすべて見えているのです。
開き直ったほうが話は早いです。素直な気持ちで復活に取りかかれます。
私たち独裁者は、自分で考え、自分で決めるわけですが、心は民主主義の砦にしておいたほうががいいかもしれません。
「これがいい」、「ほんとに正しいか。また勝手なことを言っているのではないか」
つまりは自問自答ですが、時間をかけて議論をして、最善の結論にもっていく。
それは、経営だけでなく、人生そのものについてもです。長く生きてきても、長く生きて
きたからこその知恵を身につけないと意味がありません。我が独裁者よ!成功を祈る。