コンクールビジネス

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復活ノート

「コンクールビジネス」
前回は、「ミシュラン」をまねて、ホテル、旅館、レストラン、観光地などに対して、「愛想がない」とか「安い」とか、ちょっと奇をてらう評価をするビジネスを提案しました(もちろん、私が、今考えられないようなものへの評価も)。
まず注目を高めて、ネット商売や雑誌の創刊など、いろいろなビジネスの出発点にするということでした。
今回も、コンクールを自分で作っていくものです。
アメリカは、さすが開拓者精神が残っていて、新しいスポーツを考えるエネルギーに満ちています。
これとこれをひっつけたらどうなるかという好奇心があるのでしょう。サーフィンも、もともとハワイの先住民がしていたものに、帆をつけたり、海から上げて雪の上をすべったり、車輪をつけて路上を走り、また、それに帆をつけるというようにです。
その精神の表われに、妙なコンクールがあります。「どれが一番臭い靴下か」(靴もあります)とか、「誰が一番大声を出すか」とか、おもしろがる国民性があります。
もちろん、日本でもあります。宗教行事で、「重たい石を持って何メートル進むか」とか、島根県ではゲゲゲの鬼太郎にちなんで、「下駄飛ばし」なども有名です。
しかし、これも、行政の催しなどで客集めに行われていますので、無難なものだけが、しかも、1年に1回程度行われるだけです。もうお分かりでしょう。
それを、定期的に、しかも、「無難のある」やつをするのです(もちろん危険なものは、充分注意してください)。
ネタは、スタッフで考えるだけでなく、ネットや地域で募集します。
移動動物園のように、「コンクール」の出前屋として、行政や商店街などへの売り込みもやっていきます。
とにかく、おもしろいことをすれば、マスコミがやってきます。そうなればしめたものです。しかもNHKが取りあげれば、他のマスコミなど、「へのカッパ」です。
NHK批判というタテマエがありますが、民放は、「NHKに出た」というブランドがあれば、それまで、おそるおそるだった態度が一変します。
そういいながらも、マスコミに連絡することも忘れないようにしましょう(取りあげ方が気に食わなかっても、クレームは厳禁です。二度と取りあげてくれませんから。そういう、マスコミへの対応は個別にお答えします)。
また、おもしろいコンクールの中で、新しいスポーツビジネスにできるものがないかも考えておいてください(もちろん発案した本人にも了解を取っておくこと)。
ただで、大きなビジネスを作りあげていくことが大きな目標です。