子供話し方教室

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復活ノート

「子供話し方教室」
「相手がそう出るなら、こっちもこう出る」というのがどこでもまかりとおる時代になってきました。
社会は時代の鏡です。その時代を作ったのはまぎれもなく人間ですが、社会の流れに易々と乗って、「こんな時代だから仕方がない」というのが自分に対する言いわけにしているようです。
いつも思うのですが、個人がそんなことばかり言ったり、したりしていては、「もう少し大人になれんか」と言われるはずですが、何かの組織になると、一国の社会や国同士の場合でも、人間的な言葉はなく、単に「駆引き」、「弱腰」、「強硬」、「交渉」、「決裂」などという言葉しか出てきません。
譲歩することはそれほど国益に反することであり、負けなのでしょうか(それは国民が決めたのかどうかはどうも疑問です)。
個人の場合、我を通すだけで楽しい人生を送れるのでしょうか。最後まで我を通す人もいるでしょうが、普通は自分のレベルを超えたものが前に立ちはばかることがあります。そうなれば、今までの自信は揺らぎ、悔しい思いをする人生になってしまいます。
それよりも、相手を理解し、譲歩することのほうが最後まで幸せな人生を送ることができるかもしれません。
ただ、自分の考えを相手に言わないのはつまらないことです。自分の考えを堂々と言うことで、相手と理解しあうことはすばらしいです。
しかし、それには長い訓練が必要です。なぜならば、自分を知っていなければ、考えを言うことはできないからです(いわゆる、「為にする」ための議論なら別ですが。しかし、それで相手に自分の心を伝えることができるかどうかはわかりません)。
今、いや、昔から英語教育の必要性が叫ばれてきました。小学校から英語教育がはじまるそうですが(私立学校ではすでに行われているようですが)、それ以前に自分の考えを言える訓練が必要です。
自分の考えを言うためには、自分を知らなければなりません。人生とは自分を知ろうとすることです。それは一生ついてきます。
年を取ってから、自分を知ろうとしても手遅れです。子供のときに自分を知る方法を会得すれば、就職であれ、結婚であれ、大きな失敗はしないはずです。
「子供話し方教室」をはじめてください。そこで、与えられたテーマにどう自分の考えを入れるかを教えるのです。
ネットなどにおいて匿名で誰かを攻撃するのは自信がない人の仕業でしょう(自信がないから、悪意に頼らざるえないのです)。
子供たちは自信をもって人生を送るようになるでしょう。