家庭教育

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復活ノート

「家庭教育」
不景気で、日曜ゴルフは低迷しているかもしれませんが(最近、会員権のことはあまり聞きません)、プロゴルフは、その影響を受けていないようです。
二十歳の石川遼の収入が、パナソニックやヨネックスなどの大企業との契約料を入れると30億とか40億とか言われています。これは、世の親の心を激しく刺激しています。
そのせいか、今や入学希望者が多い(と思われる)杉並学院高校の後輩が、石川を脅かすようになりました。どの選手も、2,3才からクラブをもたされているようです。
45才で、「ミズノゴルフスクール」に入学した私では、かなり(?)遅いのです。
私の若い頃は、ゴルフはスポーツか否かといっている時代でした。「止まっているボールを打って、どこがスポーツか」という理屈です。
正直に言えば、ゴルフはスポーツかどうかはおいとくとして(くやしいから)、他の競技以上に、自分の緊張をどうコントロールかで勝負が決まるものだと思います。
とにかく、親は、そうそう運動神経がいらないし、クラブの感覚を体に覚えさせたら、ひょっとしたらという親の夢で、子供にゴルフにさせているのかもしれません。しかしながら、これも、親の貧富で決まるようですね。
塾通いも、それに似ていて、両親がふらふらになって、塾代を工面しています。
きついことを言えば、親がかかりっきりでゴルフをさせることとより、塾に通わせるほうが、アウトソーシング度が高いように思います。
塾代のためにパートに出るより、家で、三つのことを覚えさせることを提案します。
(1) きれいな字を書けるにする
今はなき「ヘキサゴン」の「おバカタレント」が、「子どのとき、おばあちゃんから、字がきれいだと、賢く見えるよ」と教えられ、実際、書道5段を持っているそうです。字がきれいと、ちょっとした心遣いで、相手を感動させることができる。
私の場合も、自分の字が1時間立つと自分でも読めなくなりますから、贈り物をする場合でも、「先日はありがとう」と手紙を添えたい気持ちがあっても、億劫になります。
(2) 時間の使い方を教える
   勉強でも、仕事でも、スポーツでも、すべて時間の使い方ではないですか。
人の2倍働いたという人がよくいました。何を自己満足言っているかと思ったものですが、時間の長さではなく、効率と思えば、ありうるかなと思うようになりました。
(3) わからないことは聞くようにさせる
   これも、時間の効率を高めたり、社交にものおじしなくなります。それによって、人を見る目を養うことができます。
   私の知人は急坂の上に住んでいますが、そこの子供は、中学生ぐらいから、自転車に何か重たいものを乗せているときは、知らないおじさんにでも、押すように頼むと言っていました。

これらは、経営にとっても大事なことばかりです。これのどれかが、私のように全部が欠けていたために失敗したかもしれません。
夫婦で子供に教えながら、自分もやりなおすと、自分の復活も、教育も、効率よくいくと思います。
「会社経営」と同じように、「家庭経営」という言葉があります。どちらも、自分の力でやりましょう。