金がないのはチャンスだ

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復活ノート

「金がないのはチャンスだ」
「それにつけても 金のほしさよ」という有名な句が下についている生活をしている諸兄よ、暑いですね。失礼しました。何を隠そう、私もそうですよ。
金が入る予定がないのなら、お互い、余分な金がかからないようにしましょうと言いたかっただけです。
例えば、交通違反はばからしいですし、熱中症はつまらないことです。
そのためには、どんどん飛ばす車には意地を張らないことです。私の経験では、スピードを出す癖がついていると、いつか捕まるヘマをします。
また、熱中症は、まだ若いと思っても自重すれば防げます(私は、60半ばですが、昔と変わっていないと思っているところがあります)。
最近の経験を言えば、毎日、仕事が一段落をする午後1~2時にジョギングをしていたのですが、尿検査をしたら、タンパクが下りていたのです(その後も、血圧の薬をもらうついでに、検査していますが同じ状態です)。
腎臓は悪くないはずだがと考えていたのですが、炎天下、ジョギングすると、汗が止まらなくなります。それで、体内の水分が少なくなって、腎臓に異変が起きている可能性があります(ネットでもそう書いてありました)。
そこで、朝の4時30分に起きて、5時から走っています。これで、腎臓だけでなく、どこかの異常が自然に治れば、相当の出費が抑えられるというものです。
10年ほど前に、会社を畳んでから、金が回らなくなったとよく言っていますが、その数年前から、資金繰りで走りまわっていました。
会社がなくなると、同じように金がありませんが、昔と違って桁がちがいます。昔は、月末になると、何百万円足らないという状態でしたが、今は、ほしいものを辛抱する程度です(ジョギング専用の靴と、車のエアコンのガス入れの費用がありません。そのくらいはなんてことありませんと言いたいが、暑いです。しかし、意地でもこのままでいきます)、
銀行や公庫から借りた金7000万円は、全財産を処分して返しました。つまり、金もないけど、借金もありませんから、絵に描いたような「0からのスタート」です。
失敗してもまた復活した経営者がいます(テレビは、そういう経営者が好きでよく取りあげます)。
そういう経営者は(男でも、女でも)、「借金があるほうががんばれる」とか言いますが、
そういう器(うつわ)の経営者は少ないでしょう。でも、金がない経営者は山のようにいるわけです。
そこで、暑中見舞いの言葉です。金がないときに、どう生きるかがその人間の値打ちだと思いましょう。
ひがみっぽくなったり、怒りっぽくなったり、自分で自分を許せない人間になりがちです。
だから、返済が差しせまってくるなど、尻に火がつくと、「何とかしなくちゃ」と奮起して、信じられないほどの行動力や知恵が出てくることがあります。
そうなると、無理だと思っていたことでもできるようになるはずです。それで、本来自分はこうだと考えていた人間に近づくのです。
金のない生活は、「へタレ」の経営者にはもってこいです。暑さに負けないようにがんばりましょう。