
自分
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復活ノート
「自分」
今まで経験したことない寒さが続いています。ニュースで北海道や東北の人がそう言っていますからまちがいありません。
そのおこぼれは九州や沖縄まで及んでいますし、私がいる近畿の太平洋側でも、雪はそう降らなくとも、寒さは強烈です(九州や四国の子供が雪の中で遊んでいる映像が毎日のように流れています)。
これも温暖化が原因だと言う専門家がいます。その説明も、「風が吹けば桶屋が儲かる」式のものです(温暖化で海氷が小さくなり、それでジェット気流が南下してきて、それに引っ張られて北の寒い空気が南下するというのです)。
温暖化そのものの説明でも、人類に責任があるという学者と、「そんなことはない」という学者がいます(少数ですが)。
個人的には、「温暖化=北極化」が理屈に合うように思いますが、夏も冬もこれではたまりません。
それなら、世界中が温暖化対策をすれば、気候に変化がみられるかどうかわかるはずです(もちろん、数十年かかるでしょうが)。
「今日は寒い。もっと温暖化になればいいのに」などと世界を揶揄(やゆ)するアメリカ大統領がいるかぎりどうしようもありません。
そこへ核の小型化ですか。潜水艦に乗せて、通常兵器で攻撃されてもそれを使うというのです。
アメリカ国民もさぞ後悔していることでしょう。韓国でも反対すべきことは反対するのに、日本だけが何でもかんでも賛成です。日本の宰相はアメリカ大統領以上に思慮が浅いしか思えません。これが世界の、そして日本の今の状況です。
そんなことは関係ない。おれには負債がある。死んでも死にきれない。とにかく今後どう生きるのかが一番大事だと言う人もいるでしょう。
私も70近くになって、自分が思うように復活できないことを情けなく思っている人間です。もちろん死んでも死にきれない気持ちはいっしょです。
テレビで贅沢な暮らしをしている人を見たり、近所で大きな車を乗っている人を見たりすると羨ましくてたまりません(軽の中古車の分割が終って少しほっとしていますが)。
ここでなにくそと思うか、僻(ひが)みっぽくなるのか分かれるところですね。
しかし、誰でもどちらか一方でずっと生きていくなんてことはありません。
私たちは、ほんとは自信家だったはずです。それが少し調子に乗りすぎただけなのです。
どうせ温暖化や核戦争で人類はいなくなる。がんばっても意味がないなどいう考えが浮かんでも、人類の叡智で危機を乗り越えるはずだ。そのときに自分だけが取り残されているのはたまらないと自分に言いましょう。
世界に何が起こっても、私たちは、自分の目で見、自分の耳で聞き、自分で判断し、自分で行動しなければならないのです。
今年も復活に向けてがんばりましょう。