異物

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復活ノート

「異物」
血圧の基準値が変わるそうで、今マスコミが騒いでいます。それに伴い、コレステロール値や血糖値、はたまた肥満度を示すBMI指数も、数値が厳しすぎると言われています。
私も、人間ドックを受ける度に、血圧や中性脂肪が高いと言われつづけてきましたが、仕事が夜間まで続くので、どうしても外食、アルコール、睡眠不足の生活をしていました。
会社がごたごたしているとき、突然頭の中がゴォーと鳴ったかと思うと、めまいで立っておれなくなりました。
午前9時過ぎだったと思いますが、幸い自宅にいたので、少し休むと体が動くようになりました。疲れたのだろうと考えて、いつものように朝食にビールを飲みました。
半月後、ホノルルマラソンに行ったのですが(債権者会議まで何もすることがなくなったので)、現地では走るどころか歩くこともできずに、初めて棄権しました。
日本に帰ってきてから、病院に行くと小脳梗塞でした。
院長は、「ご主人、小脳でよかったけど、今度起きたら、ただではすまないと思ってくださいよ」といやに丁寧に、しかも静かに言うのでした。「そうなりたくなかったら、一生薬を飲みつづけてください」
それから、十数余年が立ちましたが、5種類の薬のおかげでこのとおり元気にしておりますと言いたいところですが、どうも様子がちがってきました。
私自身は、生活を変えざるをえなくなり、今は朝4時半に起きて30分のジョギングをしたり、健康番組で見た体操をかなりしています。また、塩分を極力避けています(酒は今も好きです)。
しかも、ストレスがほとんどないためか、血圧は、朝などは100そこそこしかありません。
しかし、今かかっている医者に、「降圧の薬はやめたいのですが」と聞いても、「いや、ときどき150ですからやめたらいけません」と言うばかりです。
うちのスタッフに聞くと、「医者は、薬をやめさせて、何かあったら自分の責任を問われるので、絶対冒険はしないものです」というのです。
医者をどんどん変わる「ドクターショッピング」のプロを自認する私は、その医者と薬をやめました。
以前から、近藤誠やその他の医者が、「医者に騙されるな」、「検査を受けるな」などの持論を展開していますが、自分なりにネットや本などを読んで、薬の副作用を考えて、自分で判断しました。
薬によっては、免疫力を抑制するので、逆にガンや脳梗塞、心筋梗塞を起こす恐れがあるというのです。
コレステロールも、薬で減らすのは無意味だし、逆に危険だと言っている医者もいます。
「自分で判断しないでください」と書いてありますが、医者、そのバックにいる医師会、製薬会社、WHOまでも信用できないとなれば、自分で判断せざるをえないわけです。
血圧も、この時間生きているために高くなったり低くなったりするので、数字に神経質になるのは意味がないというのです(重いものを持ち上げると、平気で300ぐらになるそうです)。それに賭けようと思っています。
ただし、素人のあさはかさ、副作用がないアポノールとバイアスピリンだけは飲んでいます(血管を広げて、血栓をを溶かす)。
復活をめざしている経営者が病気になると、気力が失われます。
絶対に病気にならないこと。自分の免疫力、回復力を信じることです。
自分を守るために、異物、つまり、ストレスと薬には神経を使ってください。
つまり、ストレスという異物で体が不調になれば、薬という異物を呼んできてやっつけてもらうわけですが、二人には早く出ていってもらって、自分を取りもどさなければなりません。それが成長です。暑くなりますが、お互いがんばりましょう。