廃業という決断

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復活ノート

「廃業という決断」
私は朝4時に起きています。早起きは苦手だったので、どうかなと思いましたが、初日から、サッと起きることができました。
25才で、在宅保育サービスや在宅介護サービスをはじめました。介護保険ができる遥か以前でしたので(昭和49年=1974年)、しかも、年中無休・24時間の営業だったので、売上げはどんどん伸びました。
事業がおもしろく、毎日、午前2時ごろまで会社にいました。当然、午前中は寝ていました。
それで、朝起きは苦手だと思ってしまっていましたが、子供のときは、6時ごろに起きて、外で遊んでいました。
当然のことですが、誰でも、早く寝れば、早く起きられるということです。
私の復活は、「文章でなんとか」ということに決めていますので、文章を考えることが最優先です(それが、おもしろくてたまりません)。
本業の介護コンサルタントの仕事は、スタッフに任せて、起業コンサルタントの仕事をしながら、朝から文章を考えています。
午前中が一番頭が冴えます。それなら、「午前中」を長くしようと思いました。
夜は、「一杯」やると、頭は休みたがりますので、少し本を読んだり、気の利いた文章を考えたりします(酒量も落として、飲み屋と同じように、90mmの焼酎のお湯割りだけです。脂肪肝と慢性胃炎を治すために)。
テレビのニュースも同じものの繰りかえしなので、生活を少しずらすことに決めたのです。
寝るときは自分をほめます。文章だけでなく、気になっていた散髪をしたことなども、「今日はよかった」と思いながら寝ます。
「金はない、時間はある」という、岸辺シローのCMがありましたが、私もそのとおりですが、そのほうが、時間を贅沢に使えます(中途半端な金があってもなどと、負け惜しみはいませんが)。
早起きでいいことは、自分が時の流れの一番先頭にいるような気分になれることです(寝坊したとき、電車だけでなく、時間にも、「待ってくれ」と叫びなから走ったことが数知れずあります)。
ところで、どうも消費税が上がりそうですね。今でも、滞納している企業が多いそうですが、さらに倒産が増えるのではないでしょうか。
元々他人(国や地方)のお金ではありますが、一旦こちらの金庫の金庫に入ったものですから、どうもとなるのでしょう(私も経験があります)。
社員の保険料まで手をつける経営者もいますが、ボーナスを、払いたくとも払えない中小企業の経営者は辛い思いをしていることでしょう(中小企業の半分もあるようです)。
どうしても将来がないと判断したら、積極的に廃業を考えることも、一つの道です。
私の場合もそうでしたが、自分が保証人になったり、私財をつぎこんでも、たちゆかなくなると、事業だけでなく、生活も、復活は困難を極めます
そうなると、債権者や管財人などの言うがままにせざるをえないのです。
廃業を結果ではなく、決断にすることが、復活への早道です。しかも、時の先頭に立てば、最良の道を見つけることができます。社員に、その決断を言うかどうかも含めて。