ギリシャ

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復活ノート

「ギリシャ」
ギリシャはどうなるのでしょう。再選挙になれば、EUを離脱するかもしれないと、世界が心配しています。
私は、投資もしていないし、ギリシャに知りあいもいないので、ギリシャがどうなろうと関係ないのですが(報道では、ギリシャが、EUを離脱すれば、世界経済が混乱して、また、円高になるので、景気が悪化するようですが)、ギリシャ国民は、今どんな気持ちだろうかと思ったのです。
逼迫した財政を助けてもらうための条件である緊縮策のお陰で、若者の20人に1人しか仕事がないし、現役のときのほぼ満額の年金も、受取額によって、20%以上削減されるわけですから、早くこの苦しみから逃れたいという気持ちはわかります。
大体、頼みもしない金を貸したほうの責任はないのかということのようです。
確かに、日本でも、バブルのときは、不動産があれば、銀行がどんどん貸してくれました(新築マンションより中古マンションのほうが高いこともありました。その結果、日本経済は、長い間低迷しました)。
しかも、政治家の愚策のために、国民がなぜこんな目にあわなければならないのかと怒っているのです。
確かにそうなのでしょう。借りてきた金を、産業への投資などに回さずに、国民への「よいしょ」に使ってきたのですから(しかも、決まった年数をかけてももらえない場合や、逆の場合もあるということですから、国民の半数近くいるといわれる役人は働かないのでしょう)。
こうなっては、EU離脱も、かなりの必然性があるようです(10年前、同じように破綻したアルゼンチンでは、国民は、いまだに苦しい生活を強いられていますが)。
離脱すれば、どこからも金が借りられないので、ものすごいインフレで生活はぐちゃぐちゃになるしょうが、自分たちで選択したことですから、誰かを責めて生きるより、よほど生きがいがもてる生活ができるようにも思います。
これで、金持ち面(づら)をした国にぺこぺこ頭を下がる必要もないし、儲かりそうなところがあれば、竜巻のように吹きあれる外国資本のために生活をずたずたにされることもないのです。
しかも、ギリシャほど観光資源がある国はないのですから、必ずや自分が夢見ているような生活になるのではないか。
どこかの国ように、100兆円もの借金で子孫をがんじがらめにしなくてもいいのです。
翻ってその日本です。ギリシャほどでなくても、原発問題も、大きな転機になるでしょう。
国民が節電をして、今年の夏を乗りきれば、政府はどうするのでしょうか。大きな転機があるような気がします。
さらに、翻って自分のことです。自分が選択をしたことが、必ず自分を変えると信じて、がむしゃらにやりましょう。自分にも、そう言いきかせていますが。