開拓

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復活ノート

「開拓」
「立夏」が過ぎましたが、朝晩、妙に寒いですね。先日は扇風機の風が心地よかったのに、またホームごたつの世話になっています。
「温暖化じゃないのか」と声も聞こえてきそうですが、これも温暖化の影響かもしれないようです(赤道付近が、例年以上に暑いので、どんどん南下してくる偏西風に乗って、北極付近の冷気が来るのです)。
そうすると、今年の夏も暑いのでしょう。それでか、関電は、偏西風のように、「大飯原発再稼動」でどんどん攻めてきます。
電気が15%不足なら、みんなが15%節電すれば、それで一件落着と行きたいところです。
政府や経済界は、民主主義を呪っているのかもしれません。世界的不況の問題でも、すべて後手後手に回るので、民主主義の危機とか言われています。
民主主義の本場であるギリシャでも、国民のうっぷんが高まっています。
失業は20%を越え、特に、若者の20人に1人しか仕事がないということです(スペインでも、同じような状況です)。
日本でも、若者の8割が給与、年金などに不安をもっているとのことですから、経済だけでなく、施政者に任せっきりにしない民主主義を作らなければ、国家という存在に未来はありません。
実際、日本では、多くの若者が、時給800円で生活をしています(正社員でも、時給そのものは、もっと低いかもしれません)。
また、他に仕事がないことを利用した外食産業の過労死は厳しく断罪すべきです。
もっと気の毒なのは、子供がいる家庭人の失業です。
私の近所でも、何人かいます。隣の主人は、子供が、高校生、中学生、保育園児の3人いるのに、この数ヶ月家に引きこもったままです。辛いだろうなと思います。経済的なことも、親としてのプライドもずたずたになってしまったのです。何とか苦境を乗りこえてほしいものです。
私は、世界を覆う閉塞感を打ちやぶる考えをもっています。
以前、新しい町を提案しました。電気も自給でき、どんな災害からも身を守ることができる町でした。
今回は、何十ヘクタールという土地を用意します。そして、ここを町にして、我が家を作ろうとする人を募集します。
家庭人、若者など、政治や経済の都合で振りまわされることなく、自分の人生を自分で切りひらこうとする人が集まってくるはずです。
さて、どのような町にするか。お金はどのくらいかかるか。足らない分は、どのように集めるか(できあがってから住みたい人に声をかけるなど、方法はいくらでもあります)。
どのように業者を集めるかなど、町を作るのには、自分が汗をかくだけでなく、専門家など人知を集める努力がどれほどいるか。
この事業で、生きることが学べるし、人生の基盤はできるし、直接民主主義ができるのです。今は山も、人もすぐに準備できます、幸いなことに。