炎上

   

今日も、ムーズが降りてきた~きみと漫才を~

「炎上」
この前、叔母が(前にゆうたけど、義妹に5000万円をもっていかれた叔母や)、「テレビで、『パソコンが炎上した』とゆうていたけど、ほんまに燃えるんか」と聞いてきた。
ほんまに燃えることがある。電池が発火して、ソニーはそれでえらい損害を出したけど、今回は、ブログで人殺しやとかゆわれた事件のことやろ。
叔母は、小金はもっているのに、電子レンジを持ってへんから、最近プレゼントした(ごはんやおかずをチンするだけならほんまに安うなった。プレゼントしたのは5000円のや。内緒やけど)。
本人にレンジの使い方を説明したときに、レンジの上に物を置いたら火事になるとかならんとかゆうていたから気になったんやろな。
また、パソコンは、野鳥のようにウイルスを持っているようや(マスクをして使うているもんがいるかもしれん)。
叔母から妙なことを聞かれても、ぼくも、「ほんまにとしよりは」とえらそうにゆえん。
ファックスが出てきたとき、保存用にコピーしとかんとあかんと思うた前科があるしな。
確かにパソコンは便利な情報収集機やけど、ストレス解消機とか悪口伝播機でもある。
パソコンやケータイができる前には、家の玄関先や職場の流し場でひそひそゆわれていたことが、今は、一瞬に全国津々浦々や。
ところで、悪口の常道は、自分らとはちがうとすることや。
ネットには、「2ちゃんねる」のようなもんが氾濫しているけど、要するに芸能人やったら北島三郎以外、スポーツでは尾崎三兄弟以外は日本人とちがうようなことを、これでもか、これでもかと書いてある(どこかの国が、あれはうちの国のもんやとゆうこともあるらしいで)。
その上で、個々のスキャンダルをあげつらうわけや。そして、「文句あるんやったら、日本から出てゆけ」とくる。
そのくせ、アングロサクソンとの混血にはあこがれる。
ぼくらが若いときも、鰐淵晴子や前田美波里(なんやこの名前と思うたけど)にあこがれたもんなあ。
今も、次から次へと出てくるのは需要があるからやろ。確かに沢尻エリカなんかほれぼれするなあ(ぼくも、世の中を敵に回しても好きやと思うてくれるおっさんになりたいもんや)。
それはともかく、誰かと話をしていて、そこにいないもんの悪口をゆうようになったことないか。
別れるときは、「まあ、そうゆうわけで・・・」となるけど、あんまり気持ちのええもんでない。
ネットには、「名無し」と書いてあるけど、悪口を書く連中も、そんな気分にならへんのかいな。
ブログやプロフとかで人間そのものが炎上している。
芸能人、スポーツ選手は、悪口ゆわれてなんぼやけど、中学生、高校生なんか打たれづよいもんなんかいてへん(イチローでも、マリナーズファンから、「ヒットなんかなんぼ打っても意味ない。マリナーズは、今の内に高う売って、ホームランバッターを取れ」とゆわれている。確かにイチローがよう打った試合はほとんど負けている)。
どこの親も、自分の子供に、頭がよくて、明るく育ってほしいんやろ。ケータイは、犯罪から身を守るためやゆうているけど、犯罪の入り口でもある(まるで午前3時に歌舞伎町を一人で歩くようなもんや)。
心は嫉妬や憎悪の「るつぼ」のようやけど、フツーの人間は、あんまりそれを外に出さへん。
せやけど、ネットなんかで悪口ばっかり見ていると、その場でゆわんでも、いつか「キレタ」ら、ついゆうてしまうようにならへんやろか(おまえも、そうやろとゆわれるかもしれへんけど)。
叔母も、主人、子供2人が次々死んでいって、悪口製造機になっていたけど(ぼくも、葬式で少し早く帰ると、「交通事故におうて死んでまえ」とゆわれたが)、月2,3回行ってやるようになると、ニコニコした顔になってきた)。
パソコンやケータイはいるもんか。そうなら、親もちゃんと躾をせんと。
ぼくも、ネットではないけど、5年ほど前紙爆弾を浴びられた後遺症があって、まだ自分に来た手紙が開けられへん。あかんたれには生きにくい時代や。

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