競争

   

今日もムーズがやってきた~きみと漫才を~
「競争」
新しい商品やサービスについては、これからも、いろいろ書くけど、今回は、「競争」という方向から見たことを書くで。
最近テレビニュースを見ていると、「三位一体改革」などで、いろいろ会議を映しているやろ。そら、東京都と鳥取県(これ、変な名前やなあ)は、税収の規模が違うから、おんなじ住民サービスを、補助なしでせえゆわれても、でけんわな。ハンデつけんと、競争にならん。介護など行政サービスがええとこへ引越しするようになると、ますます人口が減る。
ちがう、ちがう。自治体の競争は、ぼくは、興味ない。ぼくが、「競争」ゆうタイトルで書こうと思ったのは、その会議のニュースで、県知事なんかに、お茶が出ているやろ。
あれは、大体、伊藤園の「おーいお茶」やった。ところが、この前から、サントリーの「伊右衛門」が増えているねん。コマーシャルのお陰で、名前売れてるし、ペットボトルの形もおしゃれやしな。
ぼくも、数年前まで、昔の通産省などの小委員会の委員を、時々していたけど、いつも、「おーいお茶」やったような気がする。
30年以上前、サラリーマンを1年ぐらいやったことあるけど、地下鉄淀屋橋で、缶入り麦茶を見て、びっくりしたわ。そのころ、サラリーマンが、背広着て、電車の中で、マンガを読んでいるのを見たのにも、驚いた。
とにかく、あれから、「お茶を買う」とゆうことが、あたりまえになった。最近は、「血サラサラ」の付加価値が主流やな。
ところで、お茶屋は、どこも、嘉永何年ゆうて、古さを誇っているけど、伊藤園は、創業40年ぐらいや。日本人の習慣を変えたら、古いところを抜くことができるんや。
そら、競争に勝つのは、特許を取って、よそがでけへんものを作るのが一番やけど、そううまくいかへん。あとは、品質や売り方の競争になる。京都のせんべいの「八つ橋」も、後発の「おたべ」が、マーケッティングを考えて、一気にトップに出た。
アカン、アカン、商売については、またしゃべる。ぼくは、人の競争について、考えたかったんや。
競争ゆうても、あんまり憎しみを出すと、うまいこといかんような気がする。「社会が敵」ゆう幼いやつは、大体、ガスを充満させて、爆発するのがオチやろ。もっとも、戦争でも、憎しみは、建前で、石油などの利権の取り合いゆうことが、イラクのことでわかったけど。
「新しいこと」や、「みんなやっていないこと」、いや、「自分が、今まででけへんだこと」をやろうとすると、「敵」は、自分とゆうことになる。
だから、「私は、競争なんてしません」ゆう人は、ほんまに何もせえへんか、ぼくらより、レベルの高いかどっちかやな。レベルの低いもんと、競争してもしゃあないもん。
自分とゆう「敵」をよう見て、ええ競争すると、そこから、エネルギーが生まれて、犬の「ゴン太」のように、ええ人生が送れるんとちがうか

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