地域社会ビジネス
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復活ノート
「地域社会ビジネス」
紅白の視聴率が、「戦前の予想どおり」(!)上がりました。
それなら、不況を喜んでいる、もう一つの雄、神社仏閣の初詣の人数も増えていることでしょう(これを書いているのは、1月3日ですので、まだ発表されていませんが)。
あの数字も、ネットで調べると主催者や警察官が統計的手法で出す場合と、テキトーに出す場合があるようです(主催者にとっては多い方がいいわけです)。
私は、1月2日の昼頃、中国道や阪神高速を通りましたが、去年よりまちがいなく車が多かったと思います。
遠出をあきらめて、近所の神社に初詣したあと、どこかの繁華街へという家族が増えたのでしょうか。
「アフォード ア フォード」という、地口のような英文があります。
「フォードを買うぐらいの余裕はある」ということです。
フォードは庶民の車の代名詞ですが、アメリカ人は、ローンが組めなくなったので、それも買うことができなくなったようです。
日本も、もちろん車社会になっていますが、ガソリンが100円を切るようになっても、車検だ、保険だと、車の「守り」をすることが辛くなっている人が増えています。
また、おとしよりは、病気や老化で車を手放ざるをえなくなる場合があります。
「もみじマーク」の義務化はなくなったようで同慶の至りですが、逆送は、認知症だけでなく、若い者でも早とちりでしてしまうことがあります(すぐに気がつくかどうかは、やはり年令的なことがあるかもしれませんが)。
車がなくても生きていけます。ただ、地域社会に魅力があったほうが人生は楽しいです。
現役世代には、地域でカーシェアリングするビジネスを提案しました。
おとしよりなどには、都会でも、デマンドバスがあればいいと思いませんか。
車社会の先進国のアメリカでも、鉄道建設が検討されているようです。
多少体が不自由でも、外にでなくては損だと思わせるような社会を目標にすることです。
おとしよりは、もし外で倒れるとみんなに迷惑をかけると思っています。後はそこだけです。
年金暮らしでも、たまには外に出て買物をするのは楽しいはずです。地域社会も、自治体も助かるはずです。
遠くから「どこの馬の骨か」と思っていても、知りあいになると、楽しく鍋をつつくのが普通の社会人です。
まずは顔を合わすことです。自治体も、道路、道路と言っておらず、そこから地域社会を作っていけば、人口も増えます。バリアフリーは、「箱物」だけではないはずです。
復活をめざす経営者にも、そこから、今までなかったビジネスを考えてみることをお勧めします。
人は、小さなことほど喜ぶことがあります。「気持ちがうれしい」のです。しかし、あざといことだけはやめてください。長続きしませんよ。