新・女の一生サービス

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復活ノート

「新・女の一生サービス」
最近、若い女性の「呑んべえ」が増えているとネットニュースに出ていました。
確かにそのようだと思います。私は、月数回弁当箱などの業務で使うものを買いに神戸に行くのですが、いつも行く「立ち飲み」には女性があふれています。
そこは、ホテルの元シェフが経営しているということもあり、女性観光客やOLが詰めかけています。
私のようなおっさんは小さくなって飲んでいますが、両側の女性客の話を聞くともなく聞いていると、私の若いころのような上司や仕事についての不満もありますが、それ以上にわいわいと恋人や旅行、趣味の話で盛り上がっています。
他人でも楽しそうに話をしているのを聞くとこちらでも楽しくなります(なおさら女性ですしね)。
しかし、楽しい酒だけではありません。酔っ払って道路で寝ていた女性が車に轢かれたとか、JRの駅で悪酔いしていた女性をJRの駅員に乱暴されたとかいうニュースが出てきました。私たちもそうであったように、憂さを晴らしたい女性も多いのでしょう。
女性の社会進出を言われてもう何十年たっていますが、平坦な道ばかりではないようです。
私の若い頃は、同じ仕事をしても女性のほうが給与が少なかったようですが、私たち男は、男のほうが給与が高いのは妻子を養うから当然と思っていました。
それに反発する女性には、「女のくせに」という言葉がありました。
「女のくせに」は少なくなってきているでしょうが、今度は、男と同じことを求められるようになると、出産・育児で仕事を中断することを疎ましく思われるようになってきました(それが医大の女性差別の元々の原因です)。だから、社会がどうきれいごとを言おうと女性差別がなくならないのです。
さて、私たちの出番です。女性が推薦する企業を公表するサービスもおもしろいですが、「新・女の一生」サービスはどうでしょうか。
モーパッサンの「女の一生」が有名ですが、それに触発されたものが日本にも数多くあります。
このサービスは、女の人生とは何か、自分の人生とは何かを考えて、仕事や結婚などについて学ぶのです。
男でも同じですが、仕事に人生をかけすぎて、人生をそのものを見失うことがあります。会社に捨てられてから後悔してもどうしようもありません。賛同してくれる企業も多いと思います。多くの女性が、飲み会を断ってでも参加してくれると思います。
このサービスは一女性だけでなく、社会にも貢献します。少子高齢化だけでなく、自然現象の変化などが社会を攻め立てていますが、今までやってきたことだけでは対応できなくなっています。女性に任すというのではなく、女性とともに困難を乗り越えるという気持ちがないともはややっていけないからです。