資格ビジネス

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復活ノート

「資格ビジネス」
スタッフが、ケアマネージャに受かったのですが、その後の講習がたいへんです。
10回近くあり、2,3万の費用がかかります。遠方の場合は、前日に来て宿泊しなければなりません)。
「遅刻すると不合格する」とか「合格証に貼る収入印紙代を出せ」とか、まるでヤクザのやり方です。
ほとんどの人は、何回も受けて合格しているのです。講習の内容も、実際仕事についたらおぼえることばかりというではありませんか。
ケアマネに対するクレームが多いからという理由らしいですが、「協会あるところに天下りあり」にちがいありません。
また、介護福祉士という資格がありますが、あれも困ったものです。介護福祉士しかできないものがないのです。
介護の場から、人がどんどん去っていると新聞が報道しています。
「介護は、奉仕の精神が大事」などと言って、結婚もできない待遇だけでなく、仕事に対するプライドを尊重する配慮がないのです。
もっとも私は、「語呂合わせ」がおもしろくなり、せっかくだからと思い、毎年一つ国家資格を取るようにしています。
ただし、承認、許可、認可、届出など、役人の決めたことは生理的に受けつけないので、宅建や行政書士は挑戦しません。今は「気象予報士」が目標です。
空の上なら、人間は決められないでしょう(役人社会ですから、すべて排除するわけにはいきませんが)。
ところで、「民間称号」という詐欺の手口があります。
「もうすぐ国家資格になる」と言って、大金を巻きあげる詐欺商法ですが、国家が関与しない認定はどうでしょうか。
もちろん、医師や弁護士などの資格ではなく、行政が関与しにくいものからはじめましょう。
今一番必要なのは、「組織マネージャ」だと思います。今までは、その人の持って生まれた指導力を当てにしていましたが、その組織にあったリーダーを養成するのです。
また介護の業界の話ですが、休みを調整する担当者が、自分だけ連休を取り、部下に一日も休ませなかった施設を知っています。
これは、誰が悪いのでしょうか。不満はいつか爆発します。人は、意気に感じたら、ものすごい力を発揮すると思うのですが。