社会資源

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復活ノート

「社会資源」
近所で、長い間放置されていた空き地にようやくビルが立つようになりました。一つはコンビニ、一つはケーブルテレビ会社、最後は雑居ビルです。
しかも、全部大和ハウスです。住宅だけでなく、店舗ビルに重点を置いているようです。
高級そうには見えませんが、今はまず建築費が優先する時代なのでしょう。
そして、コンビニやケーブルテレビ会社はともかく、雑居ビルの場合は、これからテナントを集めなければなりません。
全国の地方都市同様、地元のスーパーや飲食店はほとんど姿を消した状況は変わりがありません。
その結果として、「テナント募集中」の張り紙がある店舗があちこちにあります。
オーナーももうあきらめているようです。
私の知りあいで、不動産会社の営業をしていた人がいます。その人は、東京の表参道にある自社ビルが古くなったのを逆手にとって、占い師を集めて、「占い館」という名前をつけて営業することにしました。
それが、十数年前の占いブームの「走り」になりました(ブームになると、占い師同士の喧嘩で手を焼いたそうですが)。
それを参考にしてビジネスを考えましょう。
商売を途中で辞めざるをえなくなり再起を期しても、銀行から融資を受けることもできず、無念の日々を過ごしている人もいいでしょう。
商売で一番大きな費用は人件費と家賃です。人件費は、人を雇わなければ発生しません。
あとは家賃です。眠っている店舗を社会資源と考えて、オーナーと掛けあってください。
そうすると、家賃を抑えられるはずです。
3年ぐらいの契約でもOKです。そういう人を集めたらいいのです。
バブルのあと、空き地に時間決めの駐車場が生まれたようなものです。
そして、もう一つの社会資源もドッキングさせることもできます。
つまり、定年退職者や、何かの犯罪に係わった会社員、役人、警察官なども社会資源です。
そう人たちの無念の思いを集めて、この閉塞された時代に、とりあえず自分たちだけでも、動きだしましょう。お金をかけないで。