社会ビジネス

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復活ノート

「社会ビジネス」
年金機構から名簿が流出したといって大騒ぎです。何年も、流出、謝罪が繰り返されていますので、世間も慣れっこになっていますが、システムとマニアルの見直しというものはできないものでしょうか(今度も、添付ファイルがどうのこうのと言っていますが、添付ファイルが恐いのは周知の事実です)。
とにかく、私も年金生活者ですが、名前がわかったぐらいでは実害はないだろうと思っていましたが、さっそく、年金機構や役所の名前を騙った電話があり、自宅に行った者にクレジットカードを渡した挙句、何百万円かが引き出された被害が出ています。
結局、「振り込め詐欺」です(当のネット犯罪者か、どさくさに悪事を働く者か知りませんが)。
それにしても、「騙されるなよ、ご同輩」と言いたくなりますが、我が邦には認知症を病む者が多いので、向こうはそこを突いてくるのです。
日本人はこういうことをしない。こういうことをするのは、隣国の人間であるというイメージがありますが、そう言えなくなってきたのが事実のようです。
しかし、社会は怖い場所であると思ってしまうと、おもしろくないですね(「社会人」という言葉はどういう意味になるのでしょう)。
自然は、良いも悪いもなくて、そこにあるだけです(「悪い」をさらに悪くするのは人間です)、社会を良くするのも悪くするのも、そこにいる人間です。
「何から何まで真っ暗闇よ」と達観してしまえば、子供たちはかわいそうです。
今日の新聞(6月14日)に載っていますが、自民党議員のペーペーは、今度の安保法制について、「なぜ急ぐのか私もわからない」と言っているようです。
流れに乗らなければ、自分の将来がないということなのでしょう。こういうことは、戦前についての研究でも指摘されています。いわゆる「大勢」ですから、だれも責任を取らなくていいのです。
日本の報道の自由度は、特定秘密保護法などが原因でかなり下がったようですが、市民は、まだ自由に発言できます。そこで、今のうちに、誰かにやってほしいビジネスがあります。
社会を相手にする、さらに言えば、社会を自分たちのものにするビジネスです。
企業の商品やサービスに不満があれば、消費者センター(消費生活センター)などの連絡するのですが、こういうものを作ってくれと大きな声を上げるビジネスです。
住宅、自動車、医療、保険や年金などの公的サービスなど、個人生活、社会生活に必要なあらゆるものを提案します。
企業や国が無視できないほどの力をつけてください。そして、政府そのものにも、「こういう政府を望む」と言える存在になるのです。
「大勢」で、戦争が起きるのです。真の大勢で戦争を防ぎ、人間らしく生きるための社会を作ってください。