
ピンチ
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復活ノート
「ピンチ」
「政権交代、政権交代と言っておけばいいんだから、楽なものですよ」と言って政権交代を実現した鳩山首相が苦戦しています。
私の知りあいは、昔から「金持の坊ちゃん丸出しの目つき」と嫌っていましたが、どうも傲慢不遜ではなく優柔不断という評価です。
傲慢不遜は小沢幹事長のほうでした(これは昔から誰でも知っていることですが)。
その鳩山首相は、どうして小沢がいないと組織がばらばらになるという脅迫観念をもってしまったのでしょうか。
小沢を突きはなしたほうが(逮捕でもされたほうが)、世論や党の支持を自分に集められるはずなのにと思います。
その小沢、押尾学、朝青龍は絶体絶命のピンチに立たされています。
みんな自業自得だからどうでもいいことかもしれませんが、「悪人」(?)でも生きる権利はあるはず。
今後どうピンチに立ちむかっていくのか、他人事ながら興味があります(押尾学は、裁判の戦いになるわけですが)。
実際、芸能界では、暴行、覚醒剤、淫行などで逮捕されても、今や世界の映画監督や名司会者、NHKに欠かせない演歌歌手、支持が高い県知事などとなって活躍している人がいます。
実力があったからこそ、芸能界は見捨てなかったのでしょうが(タレントは商品ですから)、本人も、じっと復活を模索していたはずです。
企業も、トヨタ、デパート、JALが背水の陣です。
まあ、上記の個人も企業も(押尾学以外は)、スッカラカンになることはないでしょうが、かつての私たちのように、「しまった」という思いにさいなまれていることでしょう。
経営コンサルタントなどが、自分でビジネスをはじめても、ほとんど失敗しています。
これは、顧客や社員の心理がわからないということもあるでしょうが、度胸がないからだと思います。しかも、事業は結果論が通用しません。
「ピンチをチャンスに変える」と言いますが、これほどむずかしいことはありません。
しかし、それをなしとげると、事業を復活させるだけでなく、自分自身を成長させることができます。
「失敗してよかった」という経営者がいますが、まさにこのことなのでしょう。
私たちも、ピンチは絶望の淵などと思わず、決断と選択で越えられることを信じて、がんばっていこうじゃありませんか。
私も、おこがましくも復活コンサルタントと名乗っていますが、まだまだ復活していません。
復活とはどういうものか自分で納得できなければ、自分の人生は終わらないものと思っています。