
ファイナルアシスタントサービス
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復活ノート
「ファイナルアシスタントサービス」
昔からマラソンをしていますので、同世代では誰よりも健康だと思っていましたが、60を過ぎたころから体のあちこちに支障が出てきました。
しかも、膝関節症、緑内障、不整脈となかなか痛いところを突かれています。
いつ走れなくなっても、いつ見えなくなっても、いつ心臓が止まってもいいように心構えをしなければなりませんが、晩酌すれば、今日はまあいいかとなります。
ただ、生きているかぎり、待ったなしのことはあります。田舎の両親が立て続けに亡くなったので相続などで走りまわり、50才ごろから地方都市で会社をしていましたが共同経営者が亡くなったので店舗と住宅の整理などを一人でしました。
その経験から、生きているうちにきることはして、家内や子供に迷惑をかけないようにしようと考えています。
まず、田舎の家です。市の仲介で借り手を探しています(どこの市も、人口が減少しているのでそういうサービスをしています)。
それは市に任せることにしていますが、墓の掃除は年2回しています。
墓地に行くと気になることがあります。100軒ぐらいの小さな集落ですが(田舎は集落ごとに墓地があります)、家の墓を処分する、いわゆる墓じまいが増えているのです(墓石を1か所に集めているのですぐわかります)。
墓石の字を読むと、私の両親と同じ年代の人の墓です(この人の家はどこかは子供の時から分かっていました)。平成に亡くなったようです。それなら、墓石を立ててからそんなにたっていません。
つまり、墓石を立てたのも、墓じまいをしたのも私と同じ世代です。
今のところ墓を守っていますが、私がいなくなれば、私の子供はどうするのかは知りませんが、こうして田舎はなくなっていくのでしょう。
こういうことを目の当たりにすると、落ち着かない気が気分になります。
しかし、墓じまいの前に家じまいと言うか自分じまいが待っています。もちろん、自分が先に死ねば、家内や子供がするでしょうが、万が一自分が取り残されることがないともかぎりません。
私は重大疾患を持っていますので、そんなことはないとは思いますが、念のために、家じまい、自分じまいを手伝ってくれる人がいれば助かります。
実家や会社はなんとか自分でしましたが、年をとっていくとそういうことを一人でする自信がありません。
そう感じている老人も多いことでしょう。日常生活だけでなく、介護などを含めた家じまい、自分じまいを手伝ってファイナルアシスタントサービスをする人はいませんか。