団塊の世代ビジネス(2)
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復活ノート
「団塊の世代ビジネス」(2)
私たち「団塊の世代」が、定年退職をするときがきたのですが、感慨は、いろいろでしょう。
しかし、私も含めて、事業を営んでいるものは、そんなことを言っておられません。
しかし、還暦は、自分が生まれた干支にもどるわけですから、自分の人生を振りかえるためには、ちょうどいいタイミングかもしれません。
これからが勝負と思っている人にとっても、人生や事業の軌道修正のために利用すればいいのです。
そこで、私は、「道草塾」(あるいは、「ガリレオ塾」でもかまいませんが)というのは考えています。
私たちは、富や名誉をめざして、事業を進めてきたのですが、今ごろになって、人生を豊かにするものを知らずに生きてきたことに気がつく人もいるでしょう。
それは、学校の帰り、風にそよぐ花や、木に止まっている虫を眺めたりして道草をする小学生のように、のんびりしたり、立ちどまったりすることをしなかったからです。
考えることといったら、もっと儲かる仕事はないかばかりだったように思います。
しかし、これも仕方がない場合もあるでしょう。事業を拡大して、社員に世間並み以上の給与を払いたい、自分の家族を幸せにしたいという気持ちがあったのですから。
とにかく、1日24時間仕事について考えることが習い性になってしまっていました。
しかし、成功をして、早々と自分の時間を作る余裕があればいいのですが(成功すれば、さらなる成功をと考えてしまうのが、経営者の常ですが)、私のように、一頓挫した者にとっては、むなしさを心にあるだけです。
しかし、りっぱに定年まで勤めあげた人は、どんな思いがあるのでしょう。
「団塊の世代」について世間がかまびすしいときこそ、団塊の世代や、それ以上の年齢の人に、「道草を教える」ビジネスはいかがですか。
星や花などの自然、ギターやピアノなどの楽器、誤や将棋など、人生を豊かにする、つまり、自分を表現するものをオールランドに教えるのです。
顧客はまちがいなくいて、ニーズも無数にあると思います。