チャンス

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復活ノート
「チャンス」
コロナ騒ぎが終われば、つまり以前の状況に戻れば、こういうビジネスをしよう。こういうネットワークを作ろうと考えている人もいるでしょう。
しかし、いつ収束するか予測がつきません。専門家という人の話を聞いても、信用できません。尾身会長は、8月に、「ピークは越えた」と言っていましたが、今は、「第3波が来たと言わざるをえない」です。
WHOのテドロス会長も、「海外渡航の制限など必要ない」でしたが、最近は、「このままで北半球は壊滅する」です(中国寄りのフェイクと言われても仕方ありません。とにかく、誰も「無責任なことを言って申しわけありませんでした」と謝りません)。
つまり、今ビジネスをしていない人がビジネスを始めるのはいつなのか誰も教えてくれません。
どうしてもビジネスをしたのなら、「今でしょ!」とも言えます。ニュースで毎日のように言っているのは飲食店を取り巻く状況です。このままでは、第二の「緊急事態宣言」が出ます。
そうなれば、さらに多くの飲食店が閉店になります。しかし、「店で食べる、飲む」という生活習慣は残ります。
窮余の策として、持ち帰りが広がりました(市などが主催するお弁当の販売店もあります)。
最近では、会員制の飲み屋とか焼き鳥屋が出てきました。毎月何千円かの会費がいりますが、それはお酒や料理で使えるのです(つまり前金です)。
会員ですから名前を登録するのですが、会員ということで客同士は安心して話をすることができます(それがビジネスに結びつくこともあります)。
それはコロナ以前に提案したことがありますが、店にも客にもメリットがあります。
しかし、そんなことは苦手で、今までのようにふらっと入って、一人で飲んでふらっと帰るのが好きな人もいるでしょう。つまり、店と一人の客です。そこを考えることもできます。
また、大型スーパーで地方のスーパーや個人の店が駆逐されましたが、その時も、大型スーパーにできないことをすれば必ず生き残れると提案しました。それが今できる時です。
通販でも、今までないものを扱うことで人々の生活が楽になります。
こんな状況だからと手をこまねているのは誰にもできますし、ある意味それが正解かもしれません。
ビジネスをしていると、どこかで躓きます。それを先にするという天邪鬼なら、今が最高のタイミングです。新しいビジネスを考えましょう。

復活ノート
「チャンス」2
コロナ感染が拡大しているので、しぶしぶGO TOも中止です。しかし、一つだけわからないことがあります。1日の感染数は、東京は500人、大坂は300人などと発表されますが、アメリカ、イギリス、ブラジル、インドなどは1日5万人、10万人という数字です。これは、検査数の問題なのか、医療機関の受け入れ態勢の問題なのか知りたいところです。
とにかく、専門家会議の尾身会長は、「もう個人でコントロールできる段階でない」と言っていますから、日本は、感染爆発段階なのでしょう。
それなら、専門家会議のアドバイスを聞いて、もっと早く手を打つことはできなかったのでしょうか。
「GO TOが原因かどうか証拠はない」と言っていながら、結局GO TOを中止せざるをえなくなったのです。いかに状況に応じた対策を考えていないか分かります。
今も老人施設、音楽会などのイベントでクラスターが出るのですから、ここに焦点を当てて対策を講じれば、商売人を窮地に陥れることはなかったように思います。
イギリスのバーガーキングが、「うちのハンバーガーもおいしいですが、注文はマクドナルドにしてください。このままでは大勢のアルバイトが職を失います」
と告知しました。
真意は複雑でしょうが、「とにかく、どこの店でもかまいませんから、どんどんハンバーガーを食べてください」ということでしょう。
日本でも、また営業規制が始まると、「この世の終わり」と立ち尽くす経営者もいますが、再度の生き残りのために動きはじめている経営者もいます。
以前の営業規制から学び、昼も営業をはじめて、夜とはまるっきり別のものを前面に出したり、人口がそう多くない町に支店を出したり、キッチンカーを出したりしています。
最近、歌舞伎役者がトーク番組に出ることが増えましたが、ある有名役者は、「興行がないので、この3か月まったく無収入です」と言っていました。多少は大げさでも実感がありました。舞台に出ている俳優が自ら死を選ぶことをありますが、収入のことだけでなく、舞台という自分が生きる場所が消えてしまったからでしょう。
私は、50年前からベビーシッタ―サービス、介護サービスをしていましたが、今もしていたら、どう生き残るだろうかと考えることがあります。
「みんな家にいましょう」になってしまいますが、子供をいかに安全に外で楽しく過ごすかを提案します。もちろん親も子供も安心させるかがキーポイントです。ここに特化したら、かなり反響があると思います。
「絶対に生きのこる」といい強い気持ちをもって、「今がチャンスだ」と思うと、必ずや平常時では考えつかなかったことができます。守りの姿勢だけでは営業できないからです。
そうなれば、会社も信頼されるようになるし、自分も経営者として自信がつきます。