ビジネスとしての宗教

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復活ノート

「ビジネスとしての宗教」
不況で、売上げを伸ばすために、どこも四苦八苦しています。
そこで、国や自治体を相手にするのが一番とばかり、介護事業に手を出す企業があります。
病院などの医療機関でも介護事業単体では大赤字です。だから、ケアマネージャーやヘルパーの給与は、他の民間企業と比べたら、「他人に言えない」ほどの額です。
そのためか、施設では、男のスタッフも、「女の腐ったような奴」になり、ここでは言えないようなことが起こっています(私の知っている看護師は、「社協でも、家族の悪口ばかり言っていて、自分の母親を任せられない」と困っていました)。
そして、介護なんて儲からないと考えた者は、「貧困ビジネス」をはじめました。
今日(10月4日)の新聞には、「宿泊事業者を告訴へ」という見出しが載っていましたが、ようするに、生活保護受給者を宿泊施設に取りこんで、生活保護費を巻きあげるという手口です。
また、その生活保護需給者を連れだして、悪くもないのに心臓手術をして、1人数百万円を国に請求する病院もありました。
介護付き老人マンションの場合も、一時金数千万円を集めて倒産するケースもありました。
先日も、私立の精神病院経営者組織が、補助金から献金していたことが明るみに出ました。
もしあなたの家族が、介護機関を利用したり、有料マンションを購入したりされる場合は、介護や福祉という組織には、そういう輩(やから)がいるということを念頭に入れておいてください(善意という意味の「グッドウイル」という会社も何かありましたね)。
宗教という隠れ蓑にもそういう連中が潜んでいます。休眠している宗教法人が高く売れているようです。
私の知っている人は、大阪でラブホテルを何軒か経営していますが、いつのまにか「出家」して坊さんになりました(黒いサングラスと金ぴかの指輪をして大阪の町を闊歩していますが)。
私の叔母は、一人住まいですが、いくつもの宗教に、何百万円ずつお布施をしています。
事情をたずねると、どこの宗教にも、先祖がどうのこうのと強要されていたようです(お釈迦さんは、生き方を教えただけで、先祖については何一つ言っていないそうです)。
そんな宗教に引っかかるほうが悪いのはわかっているのですが、どいつもこいつも弱い者の足元を見やがってと思います。
これも、世の中はそんなものだといわれそうですが、一人住まいの老人が数多くいて、自殺者が年間3万人を越す時代に、正当な利益が出る宗教はないものでしょうか。
宗教は現世の利益を求めないといっても、そのとおりしているところはどこにもありません。そして、この状況を打ちやぶろうと活動をしているところも。
それなら、ビジネスという立場で、老人や自殺願望者に生きる希望を持たせることをしませんか。