
チェンジ
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復活ノート
「チェンジ」
先日の総選挙の結果は予想通りでしたが、自民党が政権の座から落ちたのは、首相などの幹部が、国民に進むべき道を示さなかったからでしょう。
世界不況などの「大地震」が起きたとき、国民をどう救助をするかが政治家の仕事なのに、
日頃の訓練をしていないので、こういうことになった原因です。
まず企業献金を廃止すべきでしょう。民主党、自民党かかわらず、最近もありましたが、大物は大企業から、小物は補助金の斡旋をしてから、そこから献金させるというのが政治家の常套手段です。
人も羨むような歳費を払ってでも、これ以上収入はないとしたらいいのです。他人が儲けているのを見てよだれが出るような人間は政治家になるべきではありません(それなら、三世でも、四世でもかまわないではありませんか)。
また、民主党のマニフェストが話題になっています。人は案外保守的のような気がします。近所のおばちゃんも、子育て支援や高速道路の無料化に税金を使って大丈夫なのと言っています。わたしらに関係がないことばかりなのに、税金が上がるのは困るということもあるでしょうが、社会が変わることに不安があるようです。
それは、自民党が今後攻撃してくるポイントです(数年前には、高速道路はいつ無料になるのか、高校は義務教育みたいになっているのだから、なんとかしろという意見がありました)。
私は、高速道路を無料化したら景気がよくなるという調査があるようだし、教育の出費が少なくなれば、お金を使うようになるかもしれませんねと答えておきました。
とにかく、民主党は、自民党の反対のことをしておけば当分安泰です。
あとは、その道筋をはっきりしていくことが重要です。そうなれば、変化に対する不安が少なくなるのです。
私も、私の怠慢で経理を任せていた者が会社の金を使いこんだので、すべての幹部を変えたことがあります。
これで、すべての厄介払いがすんだ、さあ、これから新しいスタートだと一人で思っていましたが、その後のことを振りかえれば、残った社員に少なからず後遺症があったようです。
チェンジには、特に家庭、会社、国家という組織のチェンジには、新しいことばかりに目を奪われがちですが、家族、社員、国民の「保守性」にも配慮すべきです。
今、どのように生きのころうかと苦慮されている経営者に、失敗した経営者から一言。