新しいコンビニ

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復活ノート

「新しいコンビニ」
私が活動している地方都市では、改築をしているコンビニがちらほらあります。
コンビニは、シャッターもなく、24時間開いているというイメージがありますから、テントでおおわれているのは奇異な風景です。
店を見ると「しばらく休みます」という張り紙がガラス窓に張ってあります。
ネットを見ていますと、どうもコンビニの経営状況が苦しくなっているようです。
特に近隣にコンビニができると一気に売上げが減るらしいです(それが、同じグループであっても、なかったでも)。
そうなると、フランチャイジーは死活問題にさらされますので、人件費を節約するために自分の身を削らざるをえないのです。
しかも、以前から指摘されていましたが、カラオケ業界以上に早く飽和状態を迎えていますから、フランチャイズという性格上(自分のアイデアを出すことはできない)、売上げを伸ばすことはむずかしいのです。
最近の改装は、本場からの指導があってのことでしょうが、カフェのスペースを作っているのでしょう。
マクドの不振は、自らの原因が一番大きいでしょうが、コンビニに客を取られたこともあるといわれています。
テレビのコマーシャルでも、コンビニがパンやドーナッツを宣伝していますので、「さぁ行け、やれ行け」と攻勢をかけているのでしょう。
確かにすでにカフェがあるコンビニでは、サラリーマン、学生がのんびりすわっています。
フランチャイジーの苦境は、つまりはロイヤリティの低迷ですから、本部としても必死です。
私も、保育サービスのフランチャイズをしていましたが(本部=フランチャイザー)、加盟金やロイヤルティは魅力的でした。
しかし、フランチャイズという形態は(ディズニーランドもフランチャイズです)、「商売を買う」ということでもありますので、加盟する方(フランチャイジー)は、汗をかいたほどには儲からないものです(寝ずに働いても、若いサラリーマンの給料にもならないと聞いたことがあります)。
「年中無休24時間開いている」というのは利用する方にとっては、文字どおり便利ですが、いずれ頭打ちになるような気がします。
小売店がなくなりつつありますから、新しいコンビニはチャンスです。
深夜遅くまで開ける必要はない。「コンビニ弁当」は健康を損なうものというイメージがありますが健康的なものを売る。情報を発信するなどを取りいれるのです。「新しいフランチャイズ方式」も考えることです。
「人の不幸は密の味」といきましょう。