リスタータースクール

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復活ノート

「リスタータースクール」
「そんな不景気な顔をするんじゃない」と人を励ます言葉がありますが、社会に向かってそう言っても「不景気な顔」はそう簡単に変わりそうにありません。
収入が上がらないだけなら節約すればいいだけですが、今年も後ろから物価高の波が押し寄せてくるのですから、「不景気な社会」は続きそうです。
こんな時でも、すべて後手後手に回る国は、「出生率が低くて危機的状況だ」とか「同性婚は生産性がない」などとトンチンカンなことを言うだけです。
どうして出生率が低いのか、そして、どうするのかを国の代表が説明すべきだと思うのですが。
当事者の若い人に聞いても、「結婚さえできないのに」と鼻で笑うでしょう(現在の生涯未婚率は男30%、女20%です)。
こういう状況の場で、ようやく初任給が見直されてきました。30万円という数字が大企業から出てきました。
50年前、私の初任給は20万円でしたが、私の5,6年前に入社した先輩は、10万そこそこで、そうとう嫌味を言われたものです。それはともかく、20万円から30万円になるまで50年かかったわけです。
しかし、30万円でも、今の物価(家賃、食費、光熱費など)を見ると、子供を作ることができるかです。絵に描いたような無策です。
その上、安倍一派に見られるコネ政治、東京オリンピックの汚職などの「したもん勝ち」が社会を覆っています。
核戦争による人類壊滅という時代もあって、自分の将来を考えず闇バイトなどに逃げる若者もいますが、たいていは困難な時代を生き抜こうとしている若者がいます。彼らを助ける学校方式のサービスをはじめませんか。
40代も含めた若者と話すことがありますが、希望の就職よりも、まずは目先の就職をすることになりますから将来のことなど考えられないと言っています。
そこで、本人の希望を聞くことはもちろん、賛同するボランティアに来てもらって大勢の若者に自分の経験などを話してもらったり、若者同士のミィーティングをしたりして、これからの人生設計を立ててもらうのです。
また、動物病院の看護師やドローンの操縦士などの国家資格なども新設されましたが、そういう情報もいち早く知らせることも大事です。
国家資格が新設されると、最初は採点が甘くなるらしいので、希望の職業に必要な場合はチャンスです。というのは、何か資格と考えている若者を何人も知っているからです。
リスタータースクールは無料にしてください。クラウドファンディングや企業からの寄付で運営するようにしましょう。卒業生も、またボランティアとして来てくれるはずですから、運営費は押さることができるでしょう。
ぶざまな政治家や役人が二度と出てこない社会を作るためにみんなでがんばりませんか。