
ビジネスの土台
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復活ノート
「ビジネスの土台」
去年から堺の自宅で生活するようになりましたが、家内が民生委員や子供食堂担当員、コーラスクラブ、小学校での童話読み聞かせクラブなどで活動しているので、人の出入りが多くどうも落ち着きません。
それで、近くの二世帯住宅の二階部分を借りて書斎として使っています。
ただ、テレビ、冷蔵庫などを買う余裕がないので、だだっ広いだけが取り柄です。
そして、文章を書くのに疲れたら、気晴らしとしてyoutubeを観ます。
70過ぎまであまり観たことがなかったので新鮮でした。
テレビのようにスポンサー受けするように作られたものではなく、いわゆるユーチューバーの好みで作っているので、こちらの好みと合えば飽きません。
落語や漫才、歌など今聞きたいものはすぐ聞けますし、パソコンや生活の知恵なども役に立ちます(先日は、書斎のトイレの黄ばみが気になっていたのですが、キッチンハイターですぐ取れることが分かり、そのとおりにすると
見事に消えました)。
ただ、ユーチューバーも広告費稼ぎに終始すると問題が起きるようです(過激なものはすぐ排除されます)。
しかし、「合法的」に稼ぐためには、世の中の空気を読まなければならないようで、今は、ロシア、中国、韓国、北朝鮮などの国がいつ滅亡するか、ソフトバンク、楽天がいつ破綻するか、岸田首相親子がいつ政界から消えるか、三浦瑠璃夫妻がいつ逮捕されるかなどを取り上げると、視聴者数が一気に上がると言われているそうで、まるで人をけなす酔っ払いが集まっている立ち飲み屋のようになっています。
しかし、社会がどんな状況になっても、人の集まりであるかぎり善意はあります。
困っている人を助けるのも、一度失敗しても復活をしようとしている人を見守るのも善意です。
最近は、子供食堂も日本中のあちこちにできていますし、不要になった食材や洋服などを持ち寄って、必要な人が無料で使うことができるフードバンクをする民間団体も増えています。
私たちがめざすビジネスは採算を度外するわけにはいきませんが、この情勢の中で、客の足元ばかりを見るだけでは長続きしません。
松下幸之助が言っているように、「社会に貢献しながら、利益を出す」のが長続きをする土台です。
また、私たちが失敗してもあたたかく見守ってくれるのも客の善意です。
「善意には善意を」です。
しかも、かつてないほど混乱した社会には新しいビジネスのチャンスはいくらでもあります。社会をよく見て復活しましょう。