新しいビジネス

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復活ノート
「新しいビジネス」
兵庫県の保険医協会の調査では県下の開業医の30%強が閉院(廃院)を考えているとのことです。
コロナの感染が増えてから、公私の大病院だけでなく、開業医の病院やクリニックの売上げが減少しているとの情報がありましたが、それが閉院の大きな原因となったのでしょう。
大病院は、コロナ感染者を受け入れたために他の科目を一時中止せざるをえなくなったこともありますし、開業医は小児科や整形外科など一つの科目が多いので経営のリスクは高いのです。感染を避けるために患者は通院を避けるからです。
飲食店や一般企業の動向がニュースになりますが、社会の富裕層にまで影響が出てきているようです。
最近出てきたウイルスの変異種は、従来のウイルスより感染力が70%強い可能性があるということでさらに不安が高まっています(これもまだ不確かな部分もあるようです)。
こういう状況で、社会の舵取りをするのは政治家なのですが、最近の政治家は自らの考えを述べるのではなく、役人から渡された原稿だけでなく、以前決めていたセリフの棒読みしかしません。
現宰相は、「go to」だし、前宰相は、「秘書」が口の形になっています。
目の前の状況に合わせることがリーダーシップの要(かなめ)のはずです。それによって、国民を一つにするのが政治家の仕事です。
ソーシャルディスタンスをもとめるのは仕方がないとしても、国民を右往左往させるのであれば政治家失格です。
ビジネスの場合も、今はディスタンスが必要ですが、商売の要は客との距離をいかに縮めるかです。
ただ、それは昔からの商売人の心構えですが、今はさらに今の状況に合った縮め方があるのです。
どんなビジネスでも、この状況に負けないと強い覚悟を決めている人も、新たにビジネスを考えている人も、以前なら「いいものを安く」ですんだわけですが、今は別のことが必要です。ディスタンスを縮める何か。人と人を結びつける何か。ここを考えましょう。
もちろん一旦休む人もいると思いますが、それは次のことを考える時間と割り切って、この混乱から学んだことを生かして、新しいビジネスを考えましょう。また平穏な時代に戻れば、どんな壁も乗り越えられる経営者になっています。
とにかく前を見て生きていきましょう。