ストレスに勝つサービス

   {   2020/02/22}

復活ノート

「ストレスに勝つサービス」
大勢社員を使っていうときは、すべてのことを自分でせずに、社員に指示していました。
マスコミでストレスということが話題になっても、「自分はストレスに強い。ストレスに負けるような軟弱な精神をしていない」などと公言していました。
結局、いやなこと、面倒なこと、つまり、ストレスの原因になることはすべて妻や社員に振るのですから、ストレスを感じなかっただけだったようです。
会社が破綻したときには、「小脳梗塞」を起こしましたが、多分ストレスが原因だったかもしれません(「脳梗塞でなかったことは不幸中の幸いだった」と医師に言われましたが)。
その後、一人離れて生活をするようになると(離婚はしていませんが)、銀行のATMの使い方は知らないわ、コンビニのコピーは使えないわで、毎日いらいらしていました(ATMなどで後ろに並ばれると、頭はパニックになったものです)。最近は少し慣れてきて(恥を忍んで聞くこともあります)、落ちついて作業ができるようになりました。
先日も、スーパーで増えている自分で支払う装置を、おばちゃんのレジ係に、「むずかしいことはありませんよ。じゃ、いっしょにやりましょうね」と教えてもらいました(早朝で、今までのレジが閉まっていてしぶしぶ最新のレジに並んだのです。「なぜ客にそこまでさせるのか」と思いますが、それはそれ、これはこれで)。
こんな子供のようなストレスは笑い話ですが、最近はストレスが心身に大きな影響を与えることが分かってきて(先週から、「Nスペ」で、ストレスについて特集しています)、うつ病などを発症して退職せざるをえなくなり、自分だけでなく、家族にも暗い影を落とすことが増えているそうです。
確かに、いくら叱られても、平気な人がいますし、逆に嫌味一つでずっと気にする性分の人もいます。
しかし、ストレスに強いと自認していても、自分の限度を超えると心身を蝕むようになります(「Nスペ」では、どこかの会社の「顧客センター」の仕事からうつ病を発症した人が出ていました)。
それなら、ストレスからの攻撃に、病気を発症する前に、大勢で迎え撃つサービスはできないものでしょうか。
方法はいろいろ考えられるでしょうが、「ストレスシェルター」というホテルはいかがですか。
アドバイザーがいますが、基本は自分の好きなことができ、また仲間に話を聞いてもらい、自分を見つめなおします。
ホテルから通勤してもいいし、しばらくそこに閉じこもってもいいのです。
とにかくストレスからの耐久度を強くするサービスです。ストレスそのものは当分世の中からなくならないのですから現代人は待っていると思います。