タテマエ

今日も、ムーズが降りてきた～きみと漫才を～

「タテマエ」
♪松屋町(まっちゃまち)の福板屋　ニンギョとユイノ　ポクポクポク♪
子供はかわいいもんや。孫はもっとかわいくて、としよりが、「ニンギョ買うたろ」、大人になると、「そうか、ええ人見つかったんか、これ新婚旅行の小遣いや」と100万円をポンと渡す。そうやって、子供は大きくなっていく（もう一度子供に戻りたいやろ）。
確かに夜おそう帰っても、子供といっしょに風呂に入ったり、遊んだりすると、明日もがんばろとゆう気持ちになったもんや。
ぼくも、長男が生まれたとき、「ええっ、こんなにかわいくてええのん」と思うたけど、30を過ぎたばっかりやのに、頭ぼくより薄うなってきた。それに、背ぃもぼくより低いし、子供も、子供なりに思うところがあるやろけど、親もちょっとな。
ところで、前の道が、保育園、幼稚園、小学、中学の通学路になっているから、年中にぎやかなもんや。
この前、中学の入学式があって、日頃スカートなんかはいたことのない女親が、イオンのチラシに出てきそうなフォーマルに身を包んで学校へ向った。
ところで、最近の40才前後（ムーズらしくゆえば、「４０でこぼこ」）の女性は、少し太りぎみではありません？特に下半身が（正確に言えば、母親は太っているもんやけど、ちょっと早すぎへんか）。
「下半身は別の人格」とゆうのは男が認めあう「真理」やけど、女の場合は、「下半身は別の人間」のようや。
顔も小さく、髪も染めているから（昔ながらの大顔もいるけど）、「顔は安室ちゃん、体は柳原可奈子」でよろしいですか（だいぶ考えたけど、失礼があったら許してください）。
ところで、気になることがある。保育園や幼稚園には、母親がついていっているようや。斜め前が駐車場で、そこの角を左に曲がるのやけど、ある親子は、その駐車場の鎖をまたいで入り、また向こうの鎖をまたいで出る（30ぐらいの女親は、子供に「こけなや」と注意している）。近道ゆうても、数メートル短くなるだけやし、大体不法侵入や。
また、ぼくの家の前の小学生の子供は塾か何かに行っているようで、友だちの女親が車で送ってくるけど、その隣の家（まったく関係がない家）の駐車場に車をバックで入って帰っていく（その車には、その親の子供が乗っている）。
そうゆうことをあちこちで見るけど、別になんでもないことか（それならええけど）。
そりゃ、１０歩でも少ないほうがええし、エコの時代や、遠回りするとCO２の排出が増えるもんな。
「あいつは、タテマエしかゆわん」とか「タテマエでは食われん」とか、今日（きょうび）タテマエは日陰もんや。
そうゆえば（前にも何回もゆうたけど）、スーパーで、「ほしかったらもっと食べてき」と子供に試食をすすめる男親もいるし（食品会社の担当者には、「試食を断るな」とゆう指示が出ている）、その横には、手で隠さんとあくびをしている母親が立っている。
家では、「もっと食べて大きくならんと、野球部でレギュラーなれへんで」とゆうているやろし、家であくび隠すアホがどこにいるねんとゆうことやな。
昔ハイヒールモモコがゆうていたけど、子供のとき、「靴のまま上に上がりなや」と母親によう怒られたが、あるとき、忘れもんを取りに二階へ靴のまま上がると、母親も、ハイヒールでそこにいたそうな。
躾でも何でも、タテマエがあったほうが楽なような気がするけどな（ちょっと体は使わんとあかんけど）。
畠山鈴香の事件や今報道されている西淀川区の事件の根っこには男がいる。虐待される子供は、母親の心にあるホンネとタテマエの犠牲者のような気がする。
今は知らんけど、ぼくらが子供のときは、女の子は、道で転んだら「おかぁちゃん！」、ヘビが出てきたら、「おかぁちゃん！」とうるさいほど叫んだけど（「あ」が小さいで）、子供が好きなおかあちゃんは、ホンネとタテマエをうまく使うてほしいもんや(お父ちゃんはへたくそで、そんな芸はでけへん)。

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