不況を生きる
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復活ノート
「不況を生きる」
株価や外国為替レートよりガソリン価格が気になる生活を送っていますので、距離にもよりますが、安いと聞けば、遠回りしてでも、そこに行くようにしています。
最近は、ニュースになっていないですが、「高止まり」という状態ですね。
しかも、地域では暗黙の了解があるようで、系列がちがうガソリンスタンドでも、同日同時刻に上げ下げがあります。
ただ、カード会員はいくら、この曜日はいくらという個別サービスはOkという協定のようなので、それに合わせて、「右往左往」しています。
当地では、一番安いときは133円です。まだ1円、2円安いときもありますが、同業他社には知られたくないのか、チラシどころか、看板も133円のままにしています。
また、これとは多少事情がちがいますが、昨年、プロパンガスから、都市ガスに変更になったとき、担当者が、「どうですか?」と聞きにきたことがありました。
「火力が強いし、費用が4割安くなったよ」と答えたのですが、担当者は、口に指を当てて、シッーという身振りをしました。
多少冗談でしょうが、地元のプロパン業者をあまり刺激したくないという都市ガス会社の方針のように思います(私の会社は、貸しビルに入っていますので、都市ガスのほうが安いとわかっていても、オーナーの決断がないと、どうすることもできないのですが)。
どこも、繁華街での客の取りあいのようなことは避けたいのでしょう(神戸・元町商店街の薬局戦争は助かりますが)。
どうしても事業をしたい人には、今がチャンスです。元気があれば、人は飛びついてきますよ。しかし、期待に応えるためのものは準備してください。
さて、何をしましょうか。私なら出版業界に入ります。不況業種の最たるものですね。
私が若い頃の華やかさは戻ってくるのでしょうか(40年以上前、友だちが大手出版社に入社したのですが、その母親は、入社2年目で、ボーナスが100万円だったと自慢していました)。
老若男女が本を読まなくなっただけでなく、ネット社会が出現したからです。しかも、車や電化製品のように、そうそう簡単に外国に輸出するというわけにはいきません。
社内は元気がないでしょうね。私なら、個人の「卒業アルバム」サービスをはじめます。以前、自分の記録を残したいという気持ちは誰にでもあって、どのような人生を送ってきたかを代筆するサービスを提案したことがありますが、小・中・高の卒業時のアルバムのように、その人だけのアルバムを作るのです。
人生を卒業する「卒業アルバム」というわけですが、親であっても、亡くなると、どこに、何があるかわからなくなるものです。
生きている間に、本人、家族などが話しあって、資料を収集します。もちろん、本人には文章を書いていただきます。これ一冊があれば、他人でも、その人がわかります。
大量生産では、ネットには勝てないことを自覚すれば、勝機が見つかるはずです。
なお、私が文章を担当して、他のスタッフが、資料収集や製本を担当します。まだ私以外にスタッフはいませんが。