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団塊世代
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復活ノート
「団塊世代」
震災からの復興の財源として、「増税やむなし」という方向に走りだしています。
それでなくても、震災や円高などで、海外志向が強くなっていたのに、今後さらに加速しそうです(震災直後は、企業の70%が海外進出を考えているという調査結果でした)。
その先陣として、パナソニックが調達、物流などの本社機能をシンガポールに移すと発表しました(松下、ナショナルという名前をはずして、身が軽くなったのでしょう)。
これで円高の影響を避けることができ、さらに、下請け企業を半分近く減らして、600億円のコストを削減できるというのですが、パナソニックの様子を見て、追随する大企業も増えてくるでしょう。
また、サントリーとキリン、日立製作所と三菱重工の統合の話が、浮かんだり消えたりしているのも、この世界的な不況を、大企業としてどう生きのころうかという模索のあらわれです。
移転しろ、統合にしろ、そこには、経費の削減がありますから、中小企業への影響は避けられそうにありません。
中小企業の経営者は、さぞ頭が痛い毎日を送られていることでしょう。
「組織は人なり」です。片腕となる人がいれば心強いですが、いない場合は探しましょう。しかし、面接ほどむずかしものはありません。私は、25才で保育や介護サービスの会社を立ちあげたものですから、50過ぎまで、大勢の面接をしてきました(ほとんど女性でしたが)。
大学を出るときには、当然面接をされるほうでしたが、面接をするほうに回って、自分も一角の経営者になったと思ったものですが、何万人と話をしても、人をよく理解できませんでした。
当時はそうは思わなかったのですが、「イエスマン」だけを集めたので、こんなことになったのだと言ってくれる人もいますから、そうだったのかもしれません。
後悔先に立たず。こんな思いを噛みしみている元経営者、元会社員を生かすことも考えてください。
私も、架空の面接を受けています。
「毎朝4時に起きて、ファンタジーを書いています。最近、孫ができまして、娘には、孫に、「ファンじい」と呼ばすように言っています(「ファンタジー じじい」→「ファンタじじい」→「ファンじい」というわけです)。
マラソンが趣味で3時間30分をめざしています(今は4時間を切ったところです)。
また、70才までに気象予報士の資格を取ろうと思っています(最長記録がもっと年配なら、80才にします)。
さて、私の失敗を生かしてもらえれば、経営はうまくいきます。ただし、自分の失敗から果実をもぐことはできないでしょうが」
小生意気なものは、老いも若きも嫌われますから、私は不採用でしょう。
なお、入社後、「前の会社では」と連発する者いて腹が立ちましたが、本人の物の言い方に少し難があっても、団塊世代は社会資源の最たるものと思って、経営に役立ててください。