卒業文集
今日も、ムーズが降りてきた~きみと漫才を~
「卒業文集」
「誰でもよかった」事件の犯人が捕まると、必ず小学校か中学校の卒業文集がテレビに出るやろ。「なんで、教えて」とゆうわけで、卒業文集をムーズしようか。
イチローなどのスポーツ選手、若田、野口とゆう宇宙飛行士なども、卒業文集が公開される。
みんな、小学生のころから、プロ野球選手になりたい、宇宙飛行士になって宇宙から地球を見てみたいと書いている。
「成功するもんは、子供のときから夢を持っていたんや。『三つ子の魂百まで』とゆう。
おまえも、早く夢を持て」と、社会や教師や親の代弁をしとるようや。
せやけど、大体のもんは、そのとおりにならんもんや(イチローが、「味噌カツ屋やになりたい」とか書いとったらおもろいけどな)。
有名人の場合は、本人の承諾があるんやろけど、犯罪者の場合はどうやろか。
多分、親も出さんやろから、同級生から見せてもらうかしとるんやろ(売りこみもあって、かなり高額を出すとも聞いている)。
金を出してでも、テレビで使うのは、犯罪者は、子供のときからおかしいとゆうことを見せるためか。
個人情報保護法とかで、どこもたいへんや。大きな病院は、名前で呼ばれへんらしいで。
企業の方も、「この書類は、これこれでしか使いません」と書いている(NHKだけは、「観覧ご希望のハガキは、受信料の督促に使うかもね」とノンキなもんや。プライバシーより受信料らしい)。
前に「プライバシー」とゆうのをムーズしたとき、そんなに心配やったら、本名を出さんと、「ΣΦΘζθτ」とかにするか、小林旭の歌のように、毎日、忍や渚やと名前を変えたらええとゆうたけど、ほんまのプライバシーは、名前より卒業文集やと思う。
それも、高校のときより(ぼくは書いたおぼえがないけど)、小学、中学のときのや。高校生ぐらいになると、チエがついてくるから、世間にも、自分にも気兼ねするけど、子供は、堂々と自分を出す。
おっちょこちょいが、「世界一の大ドロボーになりたい」と書いても、「今のうちから頭を使うとけよ」、と、とりあえずほめる教師がええなあ。
せやけど、最近は、「モンスターペアレント」に頭に来ていて、「おまえ。卒業文集はきれいに書けよ。10年後には、おまえの文集、テレビに出るような気がするわ。ケッ、ケッ、ケッ」とゆう教師がいるかもわからん(「三浦元社長」やったら、自分の卒業文集が出されたら即裁判やで)。
とにかく、みんな他人のプライバーは好きや(それに、「人間は、自分のプライバシーをゆいたがる」と宇宙人ジョーンズも思うているやろ)。
最近のテレビは、みんなそれでもっているようなもんや(紳助やさんまは、それを引きだすのがうまいので人気があるんやろ)。
ヌードも、プライバシーの一部で、樋口可南子のへその右には、大きなアザがあるとか(古いな)、管野美穂は毛深いとか、どうでもええプライバシーのために、何千円もする本を買うのやろ。
新年を迎えるに当たって、他人の文集を見るより、自分の文集を探して、今までを振りかえり、今後の人生を考えたほうがええ。
ぼくも、50年前の卒業論文を思いだしたわ。
「デスク、特ダネです」、「そうか、おまえは、日本一の新聞記者だ」とゆうのやけど、当時、テレビでやっていた「ダイヤル110番」や「日真名氏飛び出す」をドキドキしながら毎週見ていたから、そんなん作ったんやろ。
新聞記者や探偵は、夜中も働かんとあかんからやめたけど。