「接してもらさず」あるいはチュートハンパ考(1)

   

今日も、ムーズが降りてきた~きみと漫才を~
「接して漏らさず」あるいはチュートハンパ考(1)
ラーメンや動物のテレビ番組は、いつでもそこそこ視聴率が取れるらしい。
それで、裏番組をつぶすためにの企画が思いつかなかったら、とりあえず「全国ラーメン紀行」やら「わたしのペット自慢」やらを作るようや(「行列ができる」もそうとうサクラが入っているらしいで)。
以前、飼い主と犬が散歩しているときに、悪漢が飼い主をさらっていくと、どれくらいの犬が飼い主を助けるかゆう番組をやっていたけど、ほとんどの犬は一目散で逃げる(100匹に1匹ぐらい悪漢に吠えても腰が引けてる)。
また、飼い主が、エサを置いて、「待て!」と命令して、部屋を出ていく実験をしていたけど、これもほとんどの犬がむしゃぶりつく。
「へんないきもの」ゆう本がある。目ぃから血ィを飛ばして攻撃するトカゲや、人間の疥癬(かいせん)を食べてくれる魚など、何百と紹介している(これを読んでおれば、「ものしりは博士」になれる)。
その本は、「へんなないきものベストワン」は、イヌやとゆうている。妙に人間にへりくだっているからやろな。男を見ると、鼻声を出して媚(こ)びる女は、同性に嫌われるらしいけど、イヌもその口なんやろな。
「なんやの、わたしらと同じように肛門見せて歩いているくせに、『あんたらとはちがうのよ』とゆう態度は」と動物界から陰口をたたかれているかもしれんな(女性タレントでも、そのへんで嫌われるもんがいる)。
最近もあったけど、トラやライオンだけでなく、イヌも、飼い主を襲うことがある。「そらそうよ。上品ぶっても、いつかはお里が出てくるわよ。食事をしているときに、邪魔されると、恐い顔して吠えるから」(まだゆうか)。
まあ、オリに入れられていることでストレスがたまることもあるやろな(ぼくは、うろうろする性質やから、ようわかる)。
しかし、ニンゲンにも、「こらえ性」がないのがいる。
サラリーマンが会社の金を使いこんだり、教師が自分が担任しているクラスの女子児童に何かして捕まることがようある。
懲戒解雇になると退職金が貰われへんし、一生恥かしい目ぃをせんとあかん(嫁はんや子供も辛いことやろ)。そんなことをチラッと考えたことがあるやろけど、やってまう。
何でも話ができる親友に、「ばれたらと思わへんかったんか」と聞かれると、「馬で儲けて返すつもりやったんや」と答えるやろし、「まだ毛ぃも生えそろっていないのに手を出すな」と叱かられると、「それがえええねん。外人は全部剃っているやろ」と正直にゆうかもしれへん。
「寝た子を起す」ゆう言葉があるけど、ニンゲンは、「寝た子」をいっぱいもっているのやろな。それについて次回も。

 -