二重人格のすすめ

   

今日も、ムーズが降りてきた~きみと漫才を~
「二重人格のすすめ」
車でラジオを聴いていると、まだ弁護士や司法書士などの「過払い金返金代行」のCMをやっている。
「トラックの運転手さんの話ですが、冷やかしで聞いてみたら、100万円戻ってきました。その人は家族のために100万円使ったそうです」てなことをゆうている。
多分、そのトラック運転手は調子に乗ってそれ以上使うので、またサラ金をはじめるやろな(また戻ってくると思うて)。
人生は、月亭可朝の不朽の名作どおりや。誰でも知っていると思うが(ほんまか)、若い娘が夜道を歩いていたら、チカンが出てきた。それを撃退してくれた男と歩いていたら、そいつがチカンをはじめた。そうしたら、別の男が追い払ってくれた。しかし、またまたそいつがチカンを・・・。
そして、4人目の男が娘さんを守ってくれた。♪よう見たら、そいつは最初の男やおまへんか~♪となる。
ほんまにようできた話や(可朝はストーカーで捕まったことがある)。男はチカンをしたいが、人がしていたらやっつけたくなる(冗談やで)。
サラ金の話とどうも結びつかへんけど、どうしよう?そうや。人間は、自分の心に、悪いことでもしたい気持ちと、それを止める気持ちがあるんや。何番目の男で収まるか。
うまくいった。またゆうけど、都知事の心には今何番目の男がいるのかなとゆうことや。
最初の男のままならすごいことや。さすが、ぼくら昭和24年生まれの「一番かしこ」にふさわしい態度や(都知事の母親は、「あの子は、いつかは世間からしっぺ返しを受ける」と案じて死んだらしい。
今の嫁はんが、主人である都知事のことを正直な男とゆうているように、自分の心に正直なんやろな(銭が大好きという一途な思いや)。
そのために、何でもかんでも言いわけをするのやろ。言いわけは最大の防御。これも、「かしこ」の選択や。
同学年の円楽や息子ぐらいのファンキー加藤は言いわけをしなかった。これも選択(まあ、言いわけせんほうが、早く次に行けるかた、ベッキーも方針を変えたのかな)。
何を隠そう、ぼくも。「よう言いわけをするなあ」と昔からゆわれてきた。
別にせこいことをしたわけではないが、どうも安もんのプライドを守るろうとするようやな。
「ちゃうねん。しようとしたけど、なれてへんので迷惑がかかったら申しわけないからせんかった」的なことをゆうていたような気がする。
年取ったら、言いわけをするのはみっともないような気がしてきたからあんまりせえへんようにしている。「沈黙は金」やな。
世間に対しては言いわけはしなくなったが、自分にはしているな。「あれをせんとあかんと決めていたが、忙しくてできんかった」とか。
まあ、ぼくの心にも、4番目の男(つまり、1番目の男と同一人物やけど)が出てきているんやろ。
これは難儀や。人から責められへんから、こいつはいつまでもいる(「日本一のかしこ」の心とそう変わらへんけど、うれしないわ).
二重人格とゆう言葉は、いいイメージでは使われへんけど、誰でも、二重人格かもしれん。
裏の人格を隠そうとするからぎくしゃくする。都知事のように出しすぎるのもなんやけど、あまり隠そうとしないほうが生きやすいようや。
自分を楽しんで生きることほどすばらしいことはない。二重人格、バンザイ!

 -