マンション管理人(3)

   

今日も、ムーズが降りてきた~きみと漫才を~

「マンション管理人」(3)
マンションの管理人は、ほとんどの場合、管理会社から派遣されているけど、どこかの会社で定年を迎えているから、なかなかのもんがいる。
ぼくは、30年間、保育や介護のスタッフを派遣する事業をしていたから、6大都市のマンションはほとんど知っている(大手デベロッパーのシリーズマンションが中心やけど)。
近所のご隠居のように、住居者から慕われるもんもいるし、外部の人間が敷地に車を止めると、鬼のように怒鳴りちらすもんもいる。
ぼくは、起業コンサルタントもしているけど、職業と肩書が、動物が持っている、つまり人間が持っている「縄張り意識」を表に出すのを見てきている。組織のトラブルは、だいたいこれが原因や。マンションの管理人は、一人か二人で勤務するので、そうしやすいのやろ。
ところで、タバコの吸殻ぐらい、見つけたらもんが拾うたらええやんか。痰も、夫婦喧嘩か親子喧嘩が原因ちがうか?それやったら、そうでなかっても、×××号室のもんが片づけたらええがな。分譲マンション買うても、自分のもんのような、自分のもんでないような気がするのやろか。
あんまり、あれがうるさい、これが気に食わんといいすぎると、「騒音苦情」が、「苦情騒音」になるで。
そのマンションには、最近行ってへんけど、今どんなことが書かれているか知りたいもんや(せやけど、そのためにだけ行くのは勇気がいる。誰かに開けてもらわんとあかんからな)。
そこで、その管理人が書きそうなことを考えてみる。
「最近、エレベータの中が、香水で頭が痛くなることがあります。
 化粧する気持ちはわかりますが、それが、他人の迷惑になることもあります。
まさに『匂い』ではなく『臭い』です。ほどほどに」
「昨晩12時頃、エレベータの中で抱き合っていた、高校生らしき男女がいました。ある奥さんが目撃したという連絡がありました。
どこへ行ってきたか知りませんが、高校生の分際で、夜中に帰ってきて、しかも、そういうことをするのは許されるべきことではありません。
これは由々しきことです。二人は、今勉学に励むときです。親御さんは、もっと監督するべきです」
「マンションで遊んでいる子供を見ると、髪の毛を黄色く染めたり、後ろを『とさか』のように伸ばしている小学生がいます。
これは、本人が決めたことでなく、親御さんの趣味のようですが、学校には規律があります。
保育料や給食費の未納は論外ですが、『誰かに迷惑をかけているか』などと開きなおるのではなく、まわりの人を不快にすることは、社会人として失格であることを知ってください。
まず、家庭、マンション、学校、地域社会の中で、自分の子供を社会人として育てていく努力してください」
胸が、すっーとするわ。仕事は楽しくなくっちゃ。せやけど、もうやめとこ。欲求不満のはけぐちやとゆわれるからな。
もっとも、その前に管理組合で「あいつ何もんや」ゆわれて、すぐにクビになるやろけどな。
安全は手に入れても、人の口からは逃げられへん。まあ、「人でなしの国」に行くよりええやろ。

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