コンビニ
今日も、ムーズがやってきた~あなたと漫才を~
「コンビニ」
以前、週刊誌に載っていたけど、毎日一、二回は、コンビニに行かんと、気がすまん「中毒患者」が、年齢や男女に関係なく、増えてきているんやて。
そういえば、夕方から深夜にかけて、店の中や外に、たむろしているもんがいっぱいいるなあ。今まで、コンビニがなかったときは、どうしていたんやろと思うけど、寄り合い場所になっているようや。「マイ冷蔵庫」だけやないようや。
公共料金を払ったり、ATMで金を出し入れしたり、荷物も送ったりと、コンビニが、生活の中心になってきたような気がする。選挙の投票所にもどやゆう話も、あるらしい。
出始めたときは、年中無休24時間で、電気がついているから、ややこしいもんが集まってくるんちゃうかおもてたな。料金も定価やし、お菓子やジュースしか売ってへんし。
それで思い出したんは、カラオケや。最初は、警察や教育委員会から、目の敵(かたき)にされていたな。学生は行ったらあかん、出店反対とかゆうてたけど、今は、PTAの会合がすんだら、「歌いに行きまひょか」や。おかげで、商売としては、10万室が上限いわれていたけど、3年でクリアしてしもた。今、繁華街に行けば、カラオケの割引券を配りたおしてるやろ。もう淘汰の時代になっているんやな。余談やけど、アメリカやヨーロッパのアングロサクソンは、あんな、こそこそ歌うカラオケは、嫌いなんやて。だから、世界進出ゆうのは、でけへんらしいわ。台湾や香港には、いっぱいあるけどな。
コンビニは、どうやろ。昔からの酒屋、タバコ屋(みんな免許がいるから)から攻めて、あれあれときたな。おかげで、商店街は、スーパーとコンビニに、挟み撃ちにあってしもて、シャッター街といわれるようになった。
コンビニは、カラオケとちごうて、「生活」を売ってるから、強いやろけど、フランチャイズでしかでけへんから、いわゆるフランチャイジーといわれる経営者は、たいへんやで。ぼくも、身近に知っているけど、バイト使わんと、家族がへとへとになるし、万引きが多いねん。ぼくの知っている人は、レジの所に、常習犯の写真貼ってるわ。
ぼくも、畑がちがうけど、3年前まで、フランチャイザーゆう本部を持っていたけど、お互い疑心暗鬼になってしまうな。弁当屋や塾で、よう裁判してるけど、日本では、契約ゆうもん浸透してへんから無理やゆう人もいる。要するに、フランチャイズとは、「商売を売る」、「商売を買う」ことやから、あんまり儲からんようになってる。
フランチャイジーをいろいろやって、上場をめざすゆう会社があったけど、どないなったんやろ。そうゆう発想は大好きやけど、むずかしいやろな。
オリンピックで、金メダルを取った柔道の野村は、「今まで、コンビニ弁当ばっかりやったけど、嫁が作ってくれるので、ようやく人間的なものが食えるようになりました」ゆうてたけど、コンビニの正体は、この辺にあるように思う。