子守り

   

今日も、ムーズが降りてきた~きみと漫才を~

「子守り」
おじいちゃんが不思議なことを教えてやろう。ただし、パパやママには言うなよ、
「むいさ、むいさ」と10回言ってごらん。「さむい」となっただろう。不思議だろう?不思議じゃないってか。それではこれはどうじゃ。
あなたの風邪はどこから?私は鼻から。あなたはどこから? ぼくは喉から。あなたはどこから?わしはこいつから(うつされたんかい)。
これももう一つか。「八重の桜」で、「さすけねえ」(大丈夫)と健気(けなげ)に八重を演じている綾瀬はるかなんだけどなあ。じゃ、まちがいないのをやろう。
「血圧が高いですね」「私は、先生のような白衣を着た人に測ってもらうと低くなるんですが、白衣の看護師さんに測ってもらうと、ドキドキして高くなるんですわ。それで、プラマイ0」「はい、次の人」何だって?おじいちゃん変、とゆうか、怖いってか
まあ、いいじゃないか。おまえも大きくなったら、幸福は、自分の生き方を見つけることから生まれるとわかるだろう。
しかし、どんな天才も最初からは無理だ。まずは人から聞くことだ。「餅は餅屋」だ(わしは、「餅屋は餅屋」と言うほうが好きだが)。
たとえば、おまえは女だから、年頃になるとおしゃれをしたくなるだろう。「美容なら(非常階段)シルクに聞け」だ。吉本の芸人だが、相方が生きているときの漫才は全くおもしろくなかった。しかし、今では、「吉本の美容番長」と言われている。
そして「化粧なら(ハイヒール)リンゴに聞け」だ。べたべたに塗っても、あまり化粧をしていないように見せるテクニシャンだ。
これも、吉本の芸人だ。こちらも、「女の生き方コンサルタント」のようなことをしている。
どちらも、本業がぱっとしなかったために、別のことで一家言を持つようになった。
それでわかるように、よいときも、悪いときも、自分を見つめることは忘れてはならないぞ。
そのために、三つのキーワードを教えておいてやる。でも、結婚式なんかで、10回は聞いたことがあるような「三つの坂」とか「三つの袋」のようなものではない。
えっ、それを聞きたいのか。口に出すのも恥ずかしいが、おまえはまだそんなところに行ったことがないから教えてやろう。
「三つの坂」は、「人生には上り坂、下り坂、そして、『まさか』という坂がある」というやつ。「三つの袋」は、「月給袋、堪忍袋(胃袋)、そして、お袋」というやつだ。
おじいちゃんの「三つ」は、そんなカビが生えたようなものではない。
おじいちゃんがおぼえておいてほしい三つとはな、「人生で大事なものは、電磁波、飽和水蒸気密度(水蒸気量)、そして、エネルギー保存の法則」だ。
ぽかんとしているな。解説をするのもなんだが、電磁波には、電波、電気、光などいっぱいある。ケータイから医療機器などに使われている。この世は電磁波だらけだ。「あなたとは波長が合わないわ」などとも使うよ。
飽和水蒸気密度は、これ以上水分が入らなくなって、雲ができたり、涙がこぼれたりする。
エネルギー保存の法則とは、位置を保つためとか、運動をするためとかにエネルギーが使われるが、その総量は変わらないということだ。
人間でいえば、苦労をしているときは、それを乗りこえるためにエネルギーを使うが、一段落をすると、しょうもないものに一生懸命になるということだ。この三つを知っておけば、自分らしい人生を送れる。
また、やさしい人は頑固でもある。やさしいからといって近づくと、身動きが取れなくなるときがある。
どうだ、よそのおじいちゃんとはちがうだろう?あっ、寝てる。おまえはまだ1才だから、人生の話はちと早すぎたかな。

 -