いつも心に太陽を
今日も、ムーズが降りてきた~きみと漫才を~
「いつも心に太陽を」
来年から小学校でも放射能の授業をするんやてな。
放射線測定器を持たされて、「いろんな場所で計ってみよう」となるのやろか(「放射線測定器」なんてはじめて聞いたと思うていたが、英語で「ガイガーカウンター」とゆうらしいが、昔漫画なんかでゆうていたな)。
「さあ、これで何がわかるかな?そうだね。運動場や芝生には線量(放射線量なんてもうゆわない)が多いことがわかる。
自分のもっている線量計がピィ、ピィ、ピィとなったら、すぐに教室に戻るんだよ。
3.8マイクロシーベルトになったからね」
また、日直は、今日の温度や湿度の下に、放射線量を書くようになるやろ
こうなったら、昔の光化学スモッグどころやない。ディストピア(ユートピアの反対)が3月13日から日本ではじまったんや。
今まで放射能とゆう言葉しか知らんかったけど、ぼくもおぼえたで。その放射能と、放射線、放射性物質の三つある。
新聞に載っていたけど、蛍にたとえると、光るところが放射性物質、大きさが放射能(出す能力で、ベクレルとゆう単位)、ぼくらの体に入るもんが放射線(ミリシーベルト、マイクロシーベルト)とゆうわけや。
おとなしくしている原子をいじくって放射線を出すようにしたんやな(人間でも、怒らしたら熱くなるもんな)。
この年でこんなんおぼえると思わんかった。この前、六甲道の「ぼて」ゆう回転ずし屋で、小学3,4年生ぐらいの坊主が、「すみません。中トロを炙りでお願いします」と注文した(横目で見て、「そんなんがあるのか」と食べたくなったが、「ぼくも」とゆうのはけったくそわるいので、今度来たとき、その坊主がおらんかったら頼むことにした。
つまり、子供は何でも早うおぼえるけど、放射能のことなんかおぼえさせたくないなとゆいたかっただけや。
でも、大丈夫。去年やったか、南アフリカでサッカーのワールドカップがあったやろ。あのとき、これでアフリカの地図は全部おぼえたとゆうていたけど、南アフリカ以外みんな忘れたから。今回のことも、早う忘れたいもんや。
ところで、世間には測定器があふれている。体温計、血圧計、体重計から、妊娠検査薬(変なテンションの松野明美で有名になった。今は熊本市の市会議員さんや)や、覚醒剤の判定キットもある(「警察24時」で、「ええか。やってたら一瞬で青うなるで」とかゆうている)。
さらに、糖度計、騒音計など、何千百、何万とあるやろな。.そして、それらは正しいものとして、社会が成りたっているわけや。
大阪で会社をやっていたときはアルコール検知器がほしかった(検問のとき、「息を吹きかけえ」とゆわれるやつ。当時は毎晩飲酒運転していたからな)。
血液検査もすごい。なんでもわかる。前立腺も調べたいと思うているけど、あれも血ぃでわかるんや。PSA検査や。前立腺を見せるのは恥ずかしいと思うていたけど、ホッとした。
それくらい血ぃゆうもんは、井上公造のような「情報通」なんやな。
世の中には測定器があふれているけど、こんなんないかと思うているもんがあるか。
高校生は、「好き度計」がほしいやろ。相手がどのくらい自分が好きかわかると、時間と金が節約できる。
また、世間では、「はい、そうです、うちのユッケで人が亡くなりました!」とか「メルトダウンと呼びたければどうぞ」とか逆切れが目立つが、個人ならいざ知らず、代表取締役や広報担当がこれでは困るやろ。
公人としては、その場しのぎでそうゆうことになるのやろけど、すぐに逆切れするもんは、「赤っ恥計」や「我慢計」も必要にある(「おのれ、よくも俺様に恥をかかせやがったな」とゆう心理で逆切れを起こすから)。
せやけど、よう考えたら、測定器をなんぼ用意しても性格は変わらへん。
やはり、心に持っておくもんは逆切れ計やなくて太陽やったか。