逆転

   

今日も、ムーズが降りてきた~きみと漫才を~

「逆転」
どこかのPTAか教育委員会が、大相撲は教育上よくないので、今後子供に見せんようにしようとゆうているようや。
そうゆうことは昔から、また世界中である。プレスリーの腰振りやピンクレディの股開きとか、そうそう、ドリフターズもゆわれていた。
カラオケも、密室で何をするかわからんので子供には出入りさせないと決議したPTAが集会の帰りにカラオケに行ったとかもあったらしい。
塾もそうやった。ぼくも、とにかく独立をしたいと思うて、25で最初にはじめたのが塾やった。
当時は、「子供を塾に行かせないでください。教育は学校がやります」と文部省は自信たっぷりやった。職安に講師の募集を言っても、「塾の講師は紹介できません」と張り紙があった。
ぼく自身も、教職はもっているけど、生徒から先生とゆわれると詐欺師のように思えたのですぐにやめた(今でも、塾はヤクザの次に社会の敵と思うてしまう)。
とにかく世間の評価は変わるもんや。学校の担任が、「塾に行かせたら」とゆうらしいし、
カラオケも親子で楽しんでいるやろ。
プレスリーは、ビートルズやマイケル・ジャクソンとともに、世界的なミュージシャンとゆわれている。
ドリフターズやピンクレディもあの時代の代表や(その後のおニャン子やモーニング娘、AKBゆうのも、「どじょう」やろ。せやけど、ほんまもんのピンクレディが帰ってきたけど、パッとせえへんのは、時代が変わったゆうことやな)。
大相撲もどうなるかわからんで(ただし、「スポーツ」とゆう看板をはずせばのことやけどな。「これが日本の美や」と、今まで以上に人気が出るかもわからん)。
評価とゆうことでは、プロ野球も劇的や。そろそろオープン戦がはじまるけど、話題はパリーグばっかりや。イチローやダルビッシュにはじまって、斉藤で爆発したようや(セリーグは、実力だけでなく、人気もなくなった)。
昔、阪神に入ると見せかけといて巨人に行ったもんや、巨人に行かれへんのやったらどっこも行かへんゆうてストライキしたもんがいたけど、今はどこでも行く(やはり大リーグがあるからやろな)。
中国が、日本を抜いてGDP世界2位になったんやて(こっちは、日頃の言動で賞賛の嵐とはゆかへんようや)。
日本も、中国なんて人口が10倍あるのやから、まだ10の1やなんて負けおしみゆわんと、若いもんに仕事がある社会をめざすこっちゃ(アメリカの学者のゆうとおり、グローバル化が進むと、GDPだけでは国民の生活はわからへん)。
国もセリーグも、逆転されたことにちょちょまわんと、実力をつけることや。
ここで気をつけんとあかんのは、ばくち打ちの心理にならんことや。
ばくち打ちは、逆転の醍醐味を味わいたいのや。せやから、儲かっているうちにやめろゆう忠告を聞く耳をもってへん(醍醐味を何回も味わいたいと、何回もばくちをすると、最後には大負けする。いや、大負けするから次でけへんだけや)。
会社の経営者も、案外この心理はなる(投資とゆう手段も、いつのまにか目的となる)。
ぼくにも、それが少しあったかなあ。ぼくの会社経営は、NHKの家庭番組で人気が出て、NHKのニュースで悪事がばれて終りやった(もっとも、ぼくを知るもんは、小指」を立てて、「あいつは、これで会社をつぶしました」とかゆうているやろな)。
今は、人生そのものの逆転をめざしてがんばっているつもりやけど、最近逆転されたことがある。
地デジに変更する機械をもうたので、「地デジに変更せんとこんなんになるぞ」と、NHKも含めた全テレビ局が、砂嵐をジャーと放送する脅しをかけてきても、7月になったら、スイッチをオンにするだけやと思うていた。
せやけど、最近、機械だけでは無理で、アンテナも買わんとあかんと聞いたんや。テレビなんか一生見たるかとゆいたいところやけど、そうも意地を張れん(電気屋に走るのもシャクや)。油断していると逆転されるとゆうことやな。みんなも気ぃつけや。

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