3D方式

   

今日も、ムーズが降りてきた~きみと漫才を~

「3D方式」
いよいよ夏本番とゆうことで、暑いより、蒸し暑いのがこたえる。
くたくたになった体に、ビールは命の水や(アルコールは、体内の水分を出してしまうらしいが、ビールはそう思わんけどな)。
ところで、ほんまもんのビールを飲んでいるか。プレミアムモルツとかスーパードライとかやで。「のどごし生」とか「金麦」ちゃう(今どきの庶民はどんなビールを飲んでいるか、ゴミ置き場で見ているけど、「民のビールはにせもんが多い」とゆわざるをえない)。
ぼくも、「ストロングセブン」ちゅうのを飲んでいたけど、今はほんまもんや。うらやましいか。
実は、お中元のシーズンが近づいてきたから、子供や親戚に、「同情するなら、ビールをくれ。もっと同情するなら、芋焼酎をくれ」とゆうていたので(古いか)、ほんまもんが集まる、集まる(誕生日も7月やからな)。
もっとも、ビールは、そのときの心身の調子で味が変わる(義父は、「花博」で飲んだビールが一番うまかったゆうていたけど、あの時は、むちゃくちゃ暑かったからな)。
とにかく、風呂に入って(外が明るいうちに入るのが一番贅沢や)、ビールや焼酎を飲み、そして、うまいもんを食う。これくらい幸せなことはない(どこかの温泉なら最高やけど)。
そのとき、自分を中心と360度を見る。しかも、半径を伸ばして遠くを見るようにする。
これを「3D方式」と名づけているねん。何か起きていたら、「どないなっているねん」、「どいつがしたんか(自分か他人か、それとも、天災などは、その原因でもええ)」、そして、「どうしよう」の3Dや(気分が落ちこんでいたら、見る気も起こらへんやろ)。
ほんまは、自分のことであっても、世間のことであっても、今起きていることの次に何が来ているかはなかなか見えへんけど、見るクセをつけておくことが大事なんや。
60も半ばになってきたけど、最近、世間がぼくにやさしくなってきたような気がするんや。
店でも、病院でも、銀行でも、役所でもそうや。迷っていると、「あらあら、ごめんなさい。ちゃんといわなかったほうが悪いんですわ。こちらでさせていただきます」てな調子や(電車に乗っても、もうすぐ席を譲ってくれるかもしれんわ)。
はっはあ!世間は、わしをとしよりに見てけつかるな。確かにATMで、送金がうまくでけへんけど。
それで、世間のあたたかさに勝つためには、よう見ることやとわかった(逆に冷とうされて、立ちあげれんほどショックを受けんためにもな)。
「振り込め詐欺」なんか、金を貯める一方で使い方を知らんとしよりが、世間のぬるま湯につかっているから、被害者になるんや(世間をちゃんと見る人間なら、金をくれゆう子供には、説教の一つぐらいしようと思うやろ)。ぼくの子供は絶対ゆうてこんで。ないのがわかっているからな(ゆうてきたら、詐欺やわかるわけや)。
「僕の前に道はない 僕の後に道はできる・・・」中学生のころ、高村光太郎の詩をおぼえさせられたけど、としよりこそ、この詩を暗記すべきや。
年行くほど、同じような生き方をしている人間は少なくなるもんや。せやから、自分で道を作るしかない。
まちごうたゆうても、すぐ引きかえすことはできにくくなる。3D方式で遠くを見る所以や。
それより、当分、「ヘンな童話」が続くゆうていたのに、なんでおまえが出てきたのかて。しゃべらんかったら、熱がこもって熱中症になりそうやったんや。隣の室外機よりましやろ。

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