「 シーラじいさん見聞録 」 一覧
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シーラじいさん見聞録
2016/07/15
「何かあったのか」シーラじいさんは思わず聞いた。 「そこまでお送りします。門番にも内密にするように言わなくてなりませんので」 真ん中にいたリーダーが、来た理由を ...
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シーラじいさん見聞録
2016/07/14
リハビリから帰ってきたオリオンが、心配そうな顔でシーラじいさんに言った。 「シーラじいさん、今日、先生同士が話をしている声が聞こえてきたんです。 一人の先生が、 ...
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シーラじいさん見聞録
2016/07/13
シーラじいさんも、オリオンと同じ気持ちだった。 「ベテルギウス、その子供のことをもう少し話してくれないか」 「みんなが話しているのを聞いただけで、それ以上は知り ...
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シーラじいさん見聞録
2016/07/12
じっと目を凝らしていると、黒い棒のようなものが出てきた。それからすぐに海面が盛りあがった。 大きな物体から水が流れ落ちると、二つの白くて丸いものが浮かびあがった ...
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シーラじいさん見聞録
2016/07/11
「あれはなんだ」という声が上がった。 みんな空を見上げようとしたとたん、あたりは昼のように明るくなった。ほとんどの者は、あわてて海に潜った。 しかし、逃げおくれ ...
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シーラじいさん見聞録
2016/07/10
シーラの前の前には、改革委員会や名前部の者が集った。 「シーラじいさん、こんなにホシがあるのに方向がわかるのですか」誰かが質問した。 「確かにむずかしいな。しか ...
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シーラじいさん見聞録
2016/07/09
「あのヤマより高いか低いかなんですね」名前部から声が出た。 「そうだ。あのヤマを知っている者には、どんな大きさかがわかる。次に方向について説明をする」 「方向? ...
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シーラじいさん見聞録
2016/07/08
「まずそれぞれの部署の担当を決めることだ」 そこにいる全員が、そう聞いているような空気が感じられたので、シーラじいさんは、大きな声で答えた。 「わかりました。そ ...
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シーラじいさん見聞録
2016/07/07
「シーラじいさん、具合はどうですか」という声が聞こえた。 シーラじいさんは表に出た。4,5頭のイルカ、シャチなどがいた。みんなどこかで見た顔だったが思いだせない ...
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シーラじいさん見聞録
2016/07/06
「つまり、この方の世代は、新たな生を切りひらこうとされたのであります。 すると、神は、自らの意図を厭わず、地を歩く者には足を、空を飛ぶ者には羽を与えたのでありま ...